「ペプシコーラ」が「ファミリーマート」で、2021年5月11日から限定発売されている。18年に発売された「ペプシ ジャパンコーラ」ではなく、もっと昔から飲まれてきた、あの味だ。ペプシの公式ツイッターはこれを「ノーマルペプシ」と呼んでいる。

古くから存在するペプシなのに「限定発売」と表現していることになる。「ノーマルペプシ」は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットに出回らなくなったのだろうか。

「10年ほど前はスーパーで当たり前のように」

「ジャパンコーラ」は、日本のコーラ好きに向けてサントリー食品インターナショナルが開発し、2018年に発売した商品だ。ラベルや味もノーマルペプシとは異なる。

まず東京都に住む10代〜60代の男女10人に、1年以内にノーマルペプシかジャパンコーラをスーパー、コンビニ、自動販売機で見かけたか聞いた。ノーマルペプシを見かけたと答えた人は3人だった。なお、そもそもジャパンコーラを知っている回答者は2人で、どちらもジャパンコーラを見かけたと答えた。

ノーマルペプシを「見た」3人のうち、40代女性は、コンビニやスーパーではなく、「ケンタッキーフライドチキン」店舗のドリンクメニューで目にしたという。10代女性は、缶のノーマルペプシをスーパーで見たと回答。10代男性は、自販機でよく見かけているとした。

ジャパンコーラの存在を知っていた2人は、ノーマルペプシを見たと答えた10代女性と10代男性だ。女性はスーパーで、男子は自販機とコンビニで、それぞれ発見した。

さらに、10人中9人が以前よりもノーマルペプシを見かけなくなったと答えた。30代男性は「10年ほど前にはスーパーなどで当たり前のように置いていたと思います」と話し、50代男性は「何十年か前にはスーパーによくあり、コカ・コーラとの飲み比べもしました」とした。

唯一、以前からノーマルペプシを見かける頻度は変わらないと話したのは前出の10代男性。自販機にはあるが、スーパーやコンビニにはなかったと話した。

記者もペプシを探すため、中野区のコンビニエンスストア3店とファミリーマート1店、そしてスーパー3店を訪れた。ノーマルペプシはファミリーマートにしかなかった。また、「ジャパンコーラ」はスーパー2店にあった。一方で、サントリーの自動販売機を見ると、5台中4台で「ノーマルペプシ」を発見した。

川崎市中原区だと、ファミリーマート1店にノーマルペプシがあった。セブン-イレブン1店では販売されていなかった。また、メーカーを問わず街中の自動販売機を見ていると、10台ほど見たうちの1台にノーマルペプシを発見した。

ジャパンコーラに注力

サントリー食品インターナショナル・ジャパン事業本部の広報に実情を聞くと、ノーマルペプシの出荷量はジャパンコーラよりも少ない。同社では現在、ノーマルペプシではなくジャパンコーラを中心として販売しているという。

ジャパンコーラの方が、販売数量が「かなり多い」上、様々な店舗で販売している。対して、ノーマルペプシは取り扱っている店舗が「少ない状況」だと広報担当者。

過去と比較してもノーマルペプシの「出荷量は減っているかと思います」。理由について、「日本人の味覚に合わせた、日本オリジナルのペプシコーラ(ジャパンコーラ)の商品開発・販売に注力しているためです」と説明した。