BOOK REVIEW『プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術』

田中研之輔 著
法政大学キャリアデザイン学部 教授 
四六判/216ページ/1500円+税/日経BP 

BOOK REVIEW  ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 本書で紹介されている「プロティアン・キャリア」とは、米ボストン大学経営大学院のダグラス・ホール教授が1976年に提唱した概念で、"変幻自在に形成するキャリア"という意味を持つ(「プロティアン」の語源は、ギリシヤ神話の何にでも変身できる神プロテウス)。テクノロジーの進化などにより社会環境がめまぐるしく変化し、大手企業でも終身雇用の維持が難しくなってきている今、取り巻く変化に合わせて自ら自在にキャリアをデザインしていくことの重要性を説く。
■ 従来型のキャリア論は、昇進や昇格、収入の増加といった組織内立場の向上にフォーカスしてきた。一方、本書で提唱されるプロティアン・キャリアは、「個人」をキャリアの"所有者"と位置付け、「キャリアとは変化に応じて、個人にとって必要なものに変更できる」という考えを基本に置く。その変化を支える要素として、「ビジネス資本(スキル、資格、職歴など)」「社会関係資本(職場、友人、地域ネットワークなど)」「経済資本(金銭、財産など)」という三つの"キャリア資本"を掲げ、それぞれの資本を形成・蓄積していくための考え方と方法を解説していく。
■ 人生100年時代を生き抜くには、主体的にキャリアを形成していく必要があると著者は繰り返し訴える。その一つの方法として"複業"を挙げ、本書巻末には複業研究家である西村創一朗氏との対談も収録している。自分には今どのようなキャリア資本があり、これからそれをどうデザインしていくのか――プロティアン・キャリアは70歳まで働き続けるためのヒントが詰まっている。

 



プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術

内容紹介
◎プロティアンってなに?
--ギリシヤ神話に出てくる、思いのままに姿を変える神プロテウスのこと。
◎プロティアン・キャリアとは?
--神プロテウスの姿から転じて、社会や職場の変化に応じて柔軟にキャリアを変えていく、言い換えれば「変幻自在なキャリア」を意味します。
人生100年時代―。神プロテウスが自在に姿を変えたように現代に生きる私たちは社会や環境の変化に応じて柔軟に働き方を変えていく変幻自在なキャリア「プロティアン・キャリア」を実践しなくてはなりません。本書ではこれまで培ったスキルをベースに、あなたがこの先、どのように「プロティアン・キャリア」を構築していけばいいのか、考えるためのいくつものツールを用意しています。 もしあなたが、変化に適応して変幻自在に変わるキャリアを構築できれば、きっとこの先の人生も生き生きと、第一線で"現役"を続けることができるでしょう。
ジンジュール


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