山の中にポツンと立つ家を衛星写真で探し出し、ディレクターがアポなしで訪ねる番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系・毎週日曜よる7時58分〜)。こんなところに!? と驚く奥地で暮らす人々の生き方が、視聴者を感動させる。

人気番組ひしめく日曜20時でも高視聴率を取り続け、今年4月にはなんと22.9%をマーク。10月のレギュラー放送4年目突入を記念し、現場ディレクターの早川多祐氏にBEST of「ポツンと一軒家」を聞いた。

■BEST of「予想外だった一軒家」

「衛星写真で見たときから建物がすごく立派だなと思っていましたが、行ってみたら山奥なのにきれいな工場で、焼酎を造っていたので驚きました。酒蔵全体が木でできていて、蒸留器はシルバー。社長さんは帽子かぶってひげを生やした超ダンディーな方でした」(早川氏・以下同)

■BEST of「景色が美しい一軒家」

「山形県で登山好きな人が山ごと買った家なんですが、登山口も登山道も自分で作ってしまったんです。山小屋から見る景色はまさに絶景でした。麓の町が一望でき、街の明かりがともった夜景を見ながらお酒を飲むのがまた格別」

■BEST of「感動した一軒家」

「福岡の飲食店で早朝から深夜まで働きづめだった方なんですが、夫婦で山へ移住したあと、体調を崩して一時は心臓が停止するという経験をされたんですね。その経験をきっかけに人生観が変化し、あらゆることをポジティブに考えられ、人のために尽くしたり感謝したりといったことが徹底的にできるようになったそうです。実際に暮らしぶりを見ているとそれがものすごく伝わって、感動しました」

■BEST of「ロケが大変だった一軒家」

「五島列島が断トツですね。雪山を越えるべく、道が見えないなか1時間以上も滑り落ちたりしながら歩いたのですが、気が付いたら出発地点の麓に戻っていたんです(苦笑)。雪山遭難ってこういうことか、と頭をよぎりながら再チャレンジ。ようやく到着するも空き家でした」

■BEST of「心優しい一軒家」

「大分の養鶏所のお母さんは、取材をしていると『おなかすいてるよね』と鶏肉でBBQをして食べさせてくれました。『今夜、泊まるとこあるの?』って宿まで心配してくれて。本当に明るくて楽しい方で、再訪したときには『とりあえず食べな』とまたご飯を出してくれて優しかったですね」

放送3周年ーー早川氏は「ポツンと一軒家」の現場をこう語る。

「ポツンと一軒家を探し当てるのは10軒回って1軒くらい。たどり着けるとうれしくてハイテンションに(笑)。年配の方がショベルカーを操っている姿はかっこいいなと思いますね。皆さん『うちには波瀾万丈なんてないよ』って言われるんですが、話を聞いていくとやっぱりあるんです。それを必ず掘り出すようにしています」