タクシーから眼鏡をかけた男性が降りてきた。ストライプのスーツを着こなしているのは、堺雅人(48)だ。実は今年の秋に彼のもとへ、“吉報”が届いたという。

「堺さんの長男が今年、有名私立小学校に見事合格されたそうです。しかも、複数校、受かったみたいですよ」(芸能関係者)

昨年、主演ドラマ『半沢直樹』(TBS系)が平均視聴率24.7%を記録し、社会現象を巻き起こした堺。しかし今年はドラマや映画に出演していない。また’13年に堺と結婚した妻の菅野美穂(44)も、今年1月クールのドラマと5月公開の映画で主演を務めたが、それ以降、出演作はなく撮影が予定されている作品もない。

売れっ子の2人が、仕事をセーブしたのはお受験のためだったと前出・芸能関係者が明かす。

「’18年に生まれた娘さんもまだ小さいですし、ご長男の小学校受験がありましたから、お2人とも育児を最優先にしていたそうです」

お受験本番に向けて、夫妻はなんと6年前から“共闘”してきたという。

「生後6週間から入会することができる“子ども用のジム”で、0歳児のころから英語やフィットネスのレッスンを受けさせてきたそうです。“お受験はできるだけ早くから始めることが大事”ということでしょう。

1歳になると知育と英語教育を両立している保育園に入園。そこは“天才児並みのIQに育てる”とうたっていて、月の保育料は15万円だそうです。長男が2歳になると、有名小学校の説明会や見学会にも参加して、熱心に情報収集してきました」(前出・芸能関係者)



■堺と菅野が自ら勉強教えることも

小学校受験を取り扱う「家庭教師のミセスサリヴァン」の代表・言水倫子さんは、昨今のお受験事情についてこう語る。

「堺さんのおうちのように0歳児から準備するのは、有名私立を受ける際には珍しいことではありません。少なくとも3歳から全力投入しないと受かりませんから……。

そして年長になると、塾に通うのは最低でも週3〜4日。保育園に行った後に塾、そのあと家庭教師というケースもあります」

手厚い受験態勢を整えるだけでなく夫妻は仕事と育児を“交代”で行ってきたという。

「堺さんが『真田丸』(NHK)や『半沢直樹』に出演しているときは、菅野さんが家を切り盛りしたそうです。いっぽう菅野さんがドラマに出た際には、堺さんは自身のスケジュールを調整。テレビ番組で、『ボディソープで髪を洗う』と明かしていたほど仕事と家事に奔走している菅野さんを支えたと聞いています」(テレビ局関係者)

『ESSE』’21年1月号で、菅野は多忙ななか仕事を続ける理由について、《(息子に)働く母親の背中を見せたい》といい、《一生懸命働いている雰囲気が伝わればいいかな》とも語っていた。

さらにお受験に向けて夫妻は“先生”もしてきたと前出・テレビ局関係者は明かす。

「堺さんと菅野さんはお子さんに自ら勉強を教えることも多々あるそうです。撮影現場で堺さんは、多忙のなかで『お子さんたちに教えるのは大変じゃないですか?』と聞かれ、『楽しんでいるからそんなことないよ』と答えていました」



■お受験挑戦に込めた夫妻の願い

堺夫妻がお受験戦争に挑んだ背景には、2人の親心があるようだ。

「菅野さんは紆余曲折の芸能生活を送ってきたこともあり、以前は『本人が望まない限りは自分たちと同じ道を歩んでほしくない』と周囲に漏らしていました。いっぽう堺さんは、進学校に通っていた学生時代に両親から、『公務員になりなさい』と考えを押しつけられて、苦悩したといいます。そのため『将来は強制したくない』と考えているみたいですよ。

夫婦の総意として、子どもの選択肢が広がり、先生が子どもの悩みや将来について手厚くサポートしてくれる小学校にどうしても通わせたかったのでしょう」(前出・テレビ局関係者)

前出の言水さんは、堺たちが挑んだお受験を「例年以上に激化したものだった」と力説する。

「コロナに起因する変化で、私立の名門小学校の受験者数が増えたのです。リモートワークが増えたことで子どもと接する時間が増え『受験できるかも?』と思ったり、また公立校のオンライン対応に不安を感じたりといったことが理由です。

そのため昨年までは、“押さえ”扱いだった学校ですら落ちてしまうケースが続出しました。そんななかで有名私立小学校に、しかも複数校合格するなんて、堺さんと菅野さんのお子さんはとても優秀なのでしょうね」

“一家の悲願”を達成したものの菅野はまだしばらくの間、仕事をセーブすることにしたという。

「合格の喜びもつかの間、来年4月の入学式まではオリエンテーリングなど学校に関する準備などで忙しくなります。その後も、送り迎えがありますし、行事もあります。また長男も新しい環境に不安を感じているでしょう。

そこで、長男が小学校生活に慣れるまでは『母親として家庭に専念する!』と決めたといいます」(前出・芸能関係者)

6年にも及ぶお受験戦争を終えた堺と菅野。その“栄冠”は長男の頑張りはもちろんのこと、“倍返し”を狙って二人三脚で奔走した夫婦の熱意のたまものでもあるようだ――。