「伊藤さんとの共演は2度目。2年前の初共演ドラマ『拾われた男 LOST MAN FOUND』(NHK)では夫婦役だったこともあり、今作でも2人は阿吽の呼吸で現場を盛り上げています」(NHK関係者)

仲野太賀(31)は猪爪家に下宿する弁護士志望の書生・佐田優三役を演じている。伊藤沙莉(29)は仲野との再共演を待ち望んでいたそうだ。

「もともと2人には約5年前、偶然ハワイで出会った奇縁があります。仲野さんは完全にプライベートで、伊藤さんは『全裸監督シーズン2』の海外ロケ中だったとか。かねて伊藤さんは仲野さんの“自然体の演技”のファンだそうで、初共演の際は『ヤバい!』を連発していました」(制作関係者)

そのため『虎に翼』では、伊藤は演技に悩んだとき、仲野に相談を持ちかけていたという。

「お互いにアイデアを出し合ってから監督に伝えに行くと聞いています。気心が知れた2人だけに、朝ドラでは珍しい“アドリブ合戦”を繰り広げることもあるそうです」(前出・NHK関係者)

実際に2人のアドリブが採用されることが――。

「優三のズボンが脱げるシーンでは、仲野さんがリハーサルよりオーバーな芝居でステテコのお尻を出したまま転倒。伊藤さんもそれに合わせて大きなリアクションをして盛り上げました。

伊藤さんは仲野さんに対して“演技だけでなくアドリブまで全て受け止めてくれる“と全幅の信頼を寄せています。朝ドラであれだけの笑いが起きるのは演技の幅が広い仲野さんだからでしょう。

また、伊藤さんは毎回ドラマの“エゴサーチ”をしているそうで、休憩中は苦笑いしながら仲野さんに絡んでいることがあります(笑)」(前出・NHK関係者)

26年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』では主演を務める売れっ子の仲野。もちろん『虎に翼』の次の出演作もすでに決まっているという。

「大都会の野外病院を舞台にした、7月期の連ドラ出演が内定していると聞きました。敬愛する宮藤官九郎さん(53)の脚本だといいます」(テレビ局関係者)

06年に俳優デビューした仲野の朝ドラ初出演作が『あまちゃん』。そして脚光を浴びたドラマが『ゆとりですがなにか』(16年・日本テレビ系)。両作品の脚本を担当したのはクドカンだった。

「『ゆとりですが〜』は、仲野さんが『人生が変わった!』と言い切るぐらい、役者として大きな転機となった作品だそうです。『虎に翼』出演で一層成長した姿を次の作品でも見せてくれるはずです」(前出・テレビ局関係者)

“仲野ファン”の伊藤も思わずリアタイするかも!?