「銀行のATMからお金を引き出すときや、お金を振り込むときの手数料は、ちりも積もれば山となり、節約生活の大敵です! 急に現金が必要になって、近くのコンビニのATMでお金をおろそうとしたら220円もの手数料がかかったといったケースもあります。ご自身のメーンバンクの手数料と、連携しているコンビニATMの手数料をもう一度よく確認しましょう」

そうアドバイスするのは、ファイナンシャル・プランナーの風呂内亜矢さん。大手銀行が今年の4月、コンビニ等に設置のATMでの出金手数料を最大330円に値上げ。ゆうちょ銀行も来年の1月から、現金を取り扱うサービスを値上げ予定だ。

「お金がなくなったら引き出す、というのではなく、お給料が出たら1回だけ現金を引き出すように、これを機にお金の習慣を見直したほうがいいでしょう。また、これからはレジでの支払いは、できるだけキャッシュレスに切り替えることをおすすめします」(風呂内さん、以下同)

お財布に入っているお金が少なくなったら、そのつど引き出すような習慣がついていた人は、まずは「家計の支出」を見直してから、月に1度、お金を引き出すようにしてみよう。

「1カ月の支出を把握して、そのうち現金をどれだけ使っているのか計算してみましょう。まとめて月に1度など、お給料が出たらお金を引き出すように決めておくと、無駄遣いを省くことができますし、余計なATM手数料を支払うリスクもなくなります。たとえば、一度に8万円引き出したら、4つの封筒に2万円ずつ小分けにしておきます。1週間で2万円が現金を使う目安になりますので、『今週は封筒の中のお金がもうないから、来週まで我慢しよう』というように、無駄遣いに歯止めがかかるようになります。あるいは、お金が余ったら来週に繰り越して使えます」

さらに、今から少しずつキャッシュレスに慣れておくと、お金を引き出す手間が省けて楽に買い物ができる。現金派の人も、まずは、クレジットカードやデビットカードでの支払いからスタートし、慣れたらスマホ決済にもチャレンジしてみよう。

「銀行専用のインターネットバンキングやスマホのアプリが使えるようになりますと、振り込みや送金もネットやスマホから操作できるので、ATMに行かなくても手続きができるようになりもっと便利。時間と手数料の節約にもつながります」

銀行の手数料アップをきっかけに、デジタル化してみるのもいいかも。