球界屈指の名選手だったにもかかわらず「シンシナティ・レッズ」の監督時代に、野球賭博によってMLBを永久追放されたピート・ローズ氏(82)。以前「ロサンゼルス・ドジャース」の大谷翔平選手(29)を皮肉って不評を買ったばかりだが、またもや“大谷イジリ”をしたためSNSで物議を醸している。

大谷の元通訳・水原一平容疑者(39)が違法賭博疑惑でチームを解雇された当初、米国では一部で“ギャンブルをしていたのは実は大谷で、水原容疑者はスケープゴートにされたのではないか”との説が唱えられていた。

するとピート氏は、現地時間3月25日までにプロ野球選手やフットボール選手として活躍したジョシュ・ブーティー氏のInstagramに登場。そして、投稿された動画で大谷の“疑惑”に触れ、「70、80年代の自分にも通訳がいれば良かった。そうすれば無罪放免だったのに」と、まるで大谷が水原容疑者に罪を擦り付けたかのようにコメントした。

その際、日本の大谷ファンはネットで《ほんと嫌な奴だよなピート・ローズ。人間性でとるわ》《ピートローズ、このタイミングでそんなこと言うの冗談じゃないぞ クズやな》《これはピート・ローズ最低。ますます株を下げたな》と怒りの声を噴出させていた。

その後調査が進むにつれ、大谷の潔白は不動のものに。4月11日に、アメリカの捜査当局は会見で「強調したいのは、この件で大谷選手は被害者だということだ」として、大谷は無実だと訴えていた。

しかし、ピート氏は再び“大谷イジリ”をしてみせた。現地時間4月22日、アメリカの「TMZ」によると、ピート氏はミネソタ州セントポールで行われたサイン会に出席。集まったファンにボールをサインしたが、そこには「すまない。俺は野球に賭けた」「大谷も『ごめん』って言っている」という文字が。なかには「俺にも通訳がいたらなあ」と書かれたボールもあったという。

懲りずに“大谷イジリ”に興じるピート氏。日本の大谷ファンからは怒りの声があがっている。

《大谷選手に幾ら皮肉をしても貴方がやったことが正当化されず、永久追放が覆る事はありません それにしてもリスペクトの欠く発言を繰り返してとても残念な人》 《こんなんだから尊敬されない》 《これ以上、晩節を汚さないで欲しい》 《メジャー通算最多安打記録保持者でも 人柄で既に大谷に負けているようです》 《人間こうはなりたくないの見本 哀れだなあ》