転移性肝腫瘍の手術で入院していた夫が自宅療養に入って1カ月ほどが経ち そろそろ仕事に復帰しようかという頃からゆめこが沈んだ表情を見せ始めました。 パパの身体が良くなるのは嬉しい。早く元気になって、いっぱい遊んでもらいたい気持ちは山々だけど、元気になってしまったら朝から晩までずっと一緒にいられる穏やかな日々は終わってしまう。 そんな気持ちの板挟みになって悩んでいたのだということを拙い言葉で必死に伝えてくるゆめこの姿に胸を打たれた。 小さな身体の中にこんな高度な悩みを抱えていたのか……そして子どもから向けられる親への愛の大きさと真っ直ぐさ! ゆめこの気持ちのどちらも愛から来る尊い感情で、どっちも間違っていないこと、 その板挟みになって苦しい気持ちってすごくわかるよ!などという話をちょっと涙ぐみながら力説していると、超絶マイペースボーイが飛び込んできた。

「ジレンマ」という言葉の響きがたいそう気に入ったらしく、今度は言葉の説明を求められるタイムの始まりです。母って本当忙しい。でも、どちらの個性も面白くて楽しく、毎日飽きることがありません。