もしも、永遠の命が訪れたら……不老不死を手に入れて人類史上、最も長く生きた女性の話。主演の芳根京子が17歳から100歳以上まで演じる、映画『Arc アーク』が6月25日(金)、全国ロードショーです。

 舞台はそう遠くない未来。自由を求める少女・リナは、生まれたばかりの息子と別れて、行く当てのない放浪生活を送っています。こうした中、「エターニティ社」を率いる女性・エマと出会い、彼女のもとで仕事をするようになります。それは、最愛の存在を亡くした人々のために、遺体を生きていた姿のまま保存する「ボディワークス」でした。

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 一方、エマの弟・科学者の天音(あまね)は、この技術を発展させて不老不死の技術を完成させます。

「我々は、老齢と死を克服する時代に突入します」

 リナは世界で初めてその施術を受けます。

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「これからは私が自分の生き方でそれを証明していきます」

 リナは30歳の身体のまま永遠の人生を生き続けることになるのですが……。

 人類の永遠の夢「不老不死」をテーマとした、刺激的な作品です。

 主人公のリナとして17歳から100歳を超える女性を演じるのは、芳根京子です。石川慶監督のオファーに本人はいったん、「難しいと思います」と返事したそうです。「30歳ですら想像がつかないし、さらにその先は未知の領域です」(芳根)。

 WOWOWでドラマ『イノセント・デイズ』(2018年)を演出した石川監督は、当時の芳根に鮮烈な印象を感じていて、「今回はベテランが脇を固めることでさらに力を発揮するに違いない」と確信。「結果、本当にそうなりましたね」と語っています。

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 自分が経験していない年齢を演じることに不安を抱く芳根に対し、「最初から30歳はこう、89歳はこうと決めないで、役と一緒に成長していきましょう」と提案。撮影スケジュールはなるべく年代を追えるように組んだそうです。

 原作は、世界的SF作家ケン・リュウの短編小説です。

 単なるSFではありません。「もうすぐ、こういう世界になるのかも……」と感じる作品です。

 永遠の命を得た主人公は、幸福を感じられるのでしょうか。135歳になって、何を決断するのでしょうか。あなたなら、若い身体のまま生き続ける不老不死の処置を受けますか? 映画『Arc アーク』 は6月25日(金)、全国ロードショー。(SJ)

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◇映画『Arc アーク』
※上映日程は、作品の公式サイト・劇場情報でご確認ください。

キャスト:
芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、井之脇海、中川翼、中村ゆり/倍賞千恵子/風吹ジュン、小林薫

原作:ケン・リュウ『円弧(アーク)』(ハヤカワ文庫刊 『もののあはれ ケン・リュウ短篇傑作集2』より)

脚本:石川慶、澤井香織
音楽:世武裕子
監督・編集:石川慶

配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2021映画『Arc』製作委員会