兵庫県加東市の遊園地「東条湖おもちゃ王国」で立体迷路施設の床が抜け、利用客6人が重軽傷を負った事故で、兵庫県警は21日、業務上過失傷害容疑で遊園地の事務所を家宅捜索した。

 事故は10日に発生。現場検証などから、現場の床板を支えていた梁(はり)の両端が腐食して破損していたことが判明している。この施設には屋根がなく、雨水が入り込む構造だったことも腐食の一因だったとみられる。腐食部分は目視での確認が難しい場所で、兵庫県警は施設の保守管理状況や構造に不備がなかったかどうか、押収資料の分析や担当者らへの事情聴取などで解明する。

立体迷路「カラクリ迷宮のお城」<※画像提供・東条湖おもちゃ王国>
立体迷路「カラクリ迷宮のお城」<※画像提供・東条湖おもちゃ王国>

 兵庫県警によると、10日午後2時すぎ、 木造5階建ての立体迷路施設 「カラクリ迷宮のお城」の3階部分の床を支えていた梁が外れ、床の木板24枚が幅約1m、長さ約2.3mにわたり落下。 親子ら7人が約2.4m下の2階に転落した。
 このうち、女性(27)と男性(24)の2人が腰の骨を折るなどの重傷。別の女性(38)と娘(7)、重傷男性の妻(27)、重傷女性の夫(27)が軽傷。重傷男性の娘(1)も転落したが、けがはなかった。

兵庫県警
兵庫県警

 施設は社員が毎日目視で点検。月1回、ボルトや板のひずみの有無などを確認していた。施設は屋根や動力がないため建築基準法が定める「工作物」には当たらず、自治体などによる建築確認の対象外だった。

 事故を受け臨時休園中の「東条湖おもちゃ王国」 は22日から営業を再開するが、 「カラクリ迷宮のお城」は当面、利用を中止する。