バレーボール女子・Vリーグ2部(V2女子)のヴィクトリーナ姫路は、17日と18日に兵庫・加古川市立総合体育館で行われたリーグ戦2試合でいずれも3-0のストレート勝利を果たしました。この結果、14戦全勝で負けなし、勝率1.00、ポイントを42としたヴィクトリーナは、V2女子の「V・レギュラーラウンド」で4試合を残して1位が確定。上位3チームが進むプレーオフ戦「V・ファイナルステージ」のファイナルに出場することが決まりました。

 V2女子で快進撃を続けるヴィクトリーナの選手について、元バレーボール女子日本代表セッターで、ヴィクトリーナ姫路初代監督を務めた竹下佳江さん(現、ヴィクトリーナ姫路エグゼクティブアドバイザー)に、今シーズンの活躍ぶりなどを教えてもらいます。今回は背番号4のミドルブロッカー・佐々木千紘選手について、竹下さんが彼女のよさや注目したところなどを語りました。

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――今回紹介する佐々木千紘選手について。

【竹下さん】 はい、千紘ですね! 今シーズンのV2前半戦からずっとコンスタントに結果を出しているなと感じていました。

――特に注目した点は?

【竹下さん】 リリーフサーバーとして入っているときです。途中から入るというだけでも結構プレッシャーというか、緊張するもの。さらに、その中で求められるのが、サーブでの得点やサーブで相手のバランスを崩すことなんですよね。結果を出すのは難しいです。でも、千紘はサーブで崩した後もコート内でレシーブをしっかり上げるなど、本当にチームのためにできることをしているという印象を感じます。

――リリーフサーバーはプレッシャーとのことですが、慣れないものですか?

【竹下さん】 前半戦のほうが、「あ、私ここで行くんだ……」みたいな緊張があると思います。そこでずっと任されていくと、だんだん後半戦になるにつれてわかってくるんですよね。「あ、ここ今、私でいくな」みたいなことが(笑)。準備が整っていくとは思います。ただ、やっぱり後半戦になればなるほど、重圧とか、ゲーム自体がひっくり返るような場面での投入も増えるので、やっぱり慣れはしないんじゃないかなと思います。

私が見る限りですが、千紘がリリーフサーバーとして出ている試合では、後半戦になればなるほど、(要所のときに)私も「あ、ここで千紘だな」みたいな確信を持てる瞬間があって……。それってすごいですよね(笑)、試合を見てくれているファンの方もそう思える瞬間があったんじゃないかなと思います。輝いてますよね!

――これからも佐々木選手の活躍に注目ですね!

【竹下さん】 そうですね! 本当にそう思います。ゲームを左右する場面での監督の指示で動くというのは、やっぱりそれだけ期待されていると考えて良いですし、自信を持ってこれからも活躍してほしい。気持ちひとつで変わっちゃうところは絶対あるものですが、今、良い状態でコートに立てている千紘は、この調子でメンタル面も、試合も、頑張って欲しいです。

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●佐々木千紘(ささき・ちひろ) 1997年11月17日生まれ、秋田県大仙市出身。身長175㎝のミドルブロッカー。中学時代に「JOCジュニアオリンピックカップ」に出場し、秋田県立角館高校、東京女子体育大学を経て、2019年12月にヴィクトリーナ入りが内定。「V・チャレンジマッチ女子2019-20」第1戦でチームでの公式戦デビューを飾り、当時の竹下佳江監督のもとでV1初昇格に貢献。その後は、同期の松本愛希穂選手らとともにヴィクトリーナを牽引する1人として活躍中。2022年度には女子日本代表チームにも名を連ね、AVCカップ優勝メンバーの1人に。クラブ公式サイトの選手アンケート『選手が答える!100の質問』によると、「目玉焼きにはしょうゆ派?ソース派?」への回答は「ケチャップ派」。

※ラジオ関西『竹下佳江氏のいいな117ヴィクトリーナ』より