子どもも大人も“コブホ”で遊ぼう! 神戸文化ホール(神戸市中央区)は、同ホールと、隣接する大倉山公園(同)を会場としたイベント「コブホであそぼ!」を6月22日(土)に開催する。遊びに行く感覚でコブホ(神戸文化ホール)に来てもらい、気軽にアートに親しんでほしいとの目的で企画。俳優の室井滋さんらによる絵本ライブショーをはじめ、ロビーと公園を舞台にした観客参加型の芝居、飲食や雑貨などを販売する「マルシェ」など、屋内外で1日楽しめるプログラムとなっている。

 絵本ライブショーは0歳から入場でき、上演中の出入りも自由。いずれの公演も車椅子や盲導犬同伴で観賞できる席があり(要事前申し込み)、年齢差や障害の有無にかかわらず楽しめる、バリアフリーなイベントでもある。

 室井滋さんや絵本作家の長谷川義史さんら4人がメンバーの「しげちゃん一座」は、「じゃがいもポテトくん」などの絵本を朗読。愉快な歌と楽器に加え、ライブペインティング、手品も披露する。休憩をはさみ、第2部として、ふだん見ることがない舞台の裏側について、ホールの設備スタッフが紹介する「覗いてみよう!舞台のしくみ」のコーナーもある。

 大ホールのロビーと大倉山公園を舞台に上演する「かむじゆうとカエルンダ」は、生演奏の歌とリズムで観客を巻き込む、参加型の芝居。まいやゆりこさん作・演出で、芦屋康介さん、大熊ねこさんらが出演する。「さばくでしっぽとふたりぐらし」をしている怪獣「かむじゆう」が主人公の、子ども向けのストーリーながら、大人もいっしょに物語の世界を味わえる。

 同公園で開かれる「コブホマルシェ」では新鮮でおいしい有機野菜やオーガニックの菓子、軽食、コーヒーなどのほか、ハンドメイドの雑貨もお目見える。

 ホールの公演担当者は「当日券を販売するもの、予約不要で無料参加できる催しもあるので、ぜひ気軽に足を運んでほしい。皆さんに神戸文化ホールをもっと身近に感じてもらえたら」と話している。

 問い合わせは同ホール、電話078-351-3535。