5日午後4時半ごろ、群馬県みなかみ町湯桧曽の谷川岳一ノ倉沢衝立前沢付近で、登山をしていた伊勢崎市の男性会社員(41)が右足の骨を折る重傷を負った。男性は6日午前、県警沼田署谷川岳警備隊員に救助され、沼田市内の病院に運ばれた。

 同署によると、男性は同行の女性と2人で5日午前3時半ごろ、衝立岩中央稜を目指して入山。下山途中に足を滑らせて負傷した。同行の女性が110番通報した。

 6日に県警ヘリが出動したが、気流の乱れのため、ヘリによる救助を断念し、谷川岳警備隊員が男性を背負って女性と共に下山した。