本でみんなが〝再び〟元気に―。2022年に群馬県前橋市の中心街で初めて開かれた「前橋BOOK FES(ブックフェス)」の第2回が10月19、20の両日に開催されることが20日、明らかになった。

 同フェスは「本で元気になろう。」をコンセプトに、市民らが持ち寄った蔵書を譲渡し合い交流。22年は10月29、30の両日に開き、メイン会場の前橋中央通り商店街などには書籍がずらりと並んだほか、フェスの仕掛け人の1人でもある同市出身のコピーライター、糸井重里さんらによるトークショーなどが開かれた。市によると両日で約4万8000人が来場し、やりとりされた本は2万冊を超えたという。

 関係者によると今回も、まちづくりに熱意のある民間事業者や市でつくる実行委員会が主催。近く実行委が立ち上がるとみられる。

 20日の市議会本会議で、10月開催に向けて調整が進んでいると、市側が明らかにした。概要は6月4日の記者発表会で公表される見通し。市は「市内外から訪れる人へ市の魅力を伝え、交流人口を増やしたい」と期待を寄せている。