群馬県警大泉署は20日、交流サイト(SNS)で投資話を持ちかけて現金をだまし取る「SNS型投資詐欺」の手口で、邑楽町の会社員の男性(61)が現金3420万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

 同署によると、男性は2月ごろ、インターネット上で、実在する経済評論家を装ったうその広告を見かけ、SNS上のグループに参加。「私たちみたいなプロの機関投資家は負けない」「口座を開設し、投資を始めよう」などと誘われ、同月12日〜4月11日の間、計12回にわたり、指定された10個の口座にインターネットバンキングなどを使い現金計3420万円を振り込み、だまし取られた。

 男性は口座から出金するにはさらに1300万円を振り込むように指示されたことを不審に思い、同月30日に同署へ相談した。