かつて、15歳以上年の離れた大物女優デミ・ムーア(60)と結婚していたアシュトン・カッチャー(44)。このたび雑誌のインタビューに答え、小さい子供たちの継父になり大変だったこと、デミが流産して大きなショックを受けたことなど、8年間の夫婦生活について赤裸々に語った。また、2019年に元妻が出した暴露本に「すごくムカついた」と本音を吐露した。

26歳で3人の子持ちになったプレッシャー

 アシュトン・カッチャー 先月末、米男性誌『エスクァイア』に登場したアシュトン。インタビュー記事のなかで、デミとの結婚生活を振り返り、次のように語った。

私は当時26歳で、8歳、10歳、12歳の責任を負っていた。10代で親になった人が経験する20代と一緒だよ。大変なことだった

 デミには、元夫ブルース・ウィリスとの間にもうけた3人の娘たち(ルーマー、スカウト、タルーラ)がいたため、結婚した当時20代だったアシュトンはいきなり3人の子持ちに。デミが撮影などで留守の間は、彼が子供たちの世話を引き受けていたという。

 小さい子供たちを引き受けることになり、その当時は大きな責任を感じたというアシュトン。ただ、3人の娘たちとは、デミと別れてからも良い関係をキープしているそうだ。2020年に出演したポッドキャスト番組では「これからも3人への愛情は変わらない。僕は彼女たちの父親ではないから、僕と関わりたくないなら強要はしない。でもみんな僕に連絡してくれるし、それって素晴らしいことだと思う」と話している。

元妻の流産に大きな衝撃。離婚した自分は「失敗者」

 今回のインタビューでは、夫婦の子供が誕生することを楽しみにしていたものの、それが叶わず打ちのめされたことも明かしている。

「子供が生まれると思っていたのに、寸前に子供を失った。それは、本当に、本当につらいことだった。その対処の仕方は人それぞれだと思う」

 実はデミ、アシュトンと再婚後まもなく流産を経験。これをきっかけに、長年やめていたアルコールとドラッグに再び手を出し始めたといわれている。それくらいショックな出来事だったことがわかるが、それは当時夫だった彼にとってもつらい体験だったようだ。

「子供が大好きなんだ。子供が好きでなかったら、3人の子供を持つ女性と結婚しなかっただろう。もう一人子供を持つというのはどんなにか素晴らしいことであっただろう。でも、どういうわけか、そういう経験をしなければならなかったんだ」

 その後も、夫婦の子供を授かりたいと妊活に励んでいたというが、あえなく関係は破綻。2013年に離婚してからは、「失敗」の文字が自分につきまとうようになったとアシュトンは振り返る。

離婚ほど自分を失敗者と感じさせるものはない。結婚に失敗したわけだから。自分が間違ったことをしたと自覚して、前に進むんだ

浮気癖を暴露される

 離婚したことで挫折感を抱くようになったというアシュトン。確かに、元妻デミとの結婚生活は決して穏やかなものではなかったようだ。デミは2019年に自伝『インサイド・アウト(原題)』を出版し、そのなかで元夫の浮気癖を暴露。なんと「グーグルアラートの通知で夫の不倫報道を知った」という衝撃的な事実も明かしている。



 流産、なかなかうまくいかない妊活、そしてどっぷりのめり込んでいた若い夫の浮気。アシュトンとの結婚生活で、またしてもアルコールやドラッグに手を出すようになり、克服したはずの依存症が再発してしまったと告白している。

元妻の暴露本に「すごくムカついた」

 アシュトンは今回のインタビューで、その暴露本についても言及。あまり多くのことは語らなかったものの、本が出版されたことで家族にも影響が及び、「すごくムカついた」と吐露した。

 2015年に俳優のミラ・クニスと再婚、娘と息子が誕生した。家族のプライバシーを守るため、私生活が公にならないように努めてきたという。それが、デミの自伝によって、自分や家族がメディアの注目を浴びるようになり、「僕や妻のミラ、僕たちの生活や家族のところにマスコミが来るようになった」「次の日にはパパラッチが子供たちの学校にも来ていた」と明かしている。

 その一方で、デミに対しては「悪い感情は抱いていない」とも話している。

 元妻の自伝について、これまでコメントを控えてきたアシュトン。ただ、本の出版直後にはツイッターを更新し、「本当にヒドイ言葉を投稿しようと思ったが、息子と娘、妻の顔を見てやめた」とつぶやいていた。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>