世界一の富豪で知られる起業家のイーロン・マスク氏とカナダ人歌手グライムスの間に、3人目の子どもが誕生していたことがわかった。2人には3歳の息子と1歳の娘がいるが、第2子が生まれる前に破局したと報じられていた。しかし、7月には一緒にイタリア旅行している姿がキャッチされ復縁説も浮上、8月には同じ時期に来日し、観光や出演したライブの様子をSNSに投稿していた。
第3子は「Tau Techno Mechanicus(タウ・テクノ・メカニクス)」

同紙は、ジャーナリストのウォルター・アイザックソンによる新刊『イーロン・マスク』が、今月出版される前に書評を掲載。そのなかで「マスクの3人の子」について触れたうえで、「第3子テクノ・メカニクス、通称『タウ』の存在はこれまで公にされていなかった」と記し、元カップルがひそかに3人目の子を迎えていたことを明かしている。
マスク氏も10日、X(旧ツイッター)で第3子の誕生を認め、子どもを「Tau Techno Mechanicus(タウ・テクノ・メカニクス)」と呼んでいると綴った。
出生日などを含め、詳しいことは現時点で公表されていない。
2人は2018年に交際を公にし、2020年5月には第1子の男の子「X Æ A-Xii」が誕生。2021年12月には、代理母出産で2人目の女の子「Exa Dark Sideræl」を迎えている。ちなみに、男の子は「X」、女の子は「Y」という愛称で呼ばれているという。
「イーロン邪魔!」幕張で行われた元恋人のライブに乱入
第2子誕生前には別れていたという2人。グライムスは、交際と破局を繰り返している自分たちの関係性を「非常に流動的」と話している。その一方で、「私たちは少なくとも3人か4人は欲しいとずっと思っている」と話し、子供をさらに増やす計画があると発言している。そんな2人は今年7月、イタリアで一緒にバカンスを過ごしていたと伝えられ、復縁説が浮上。8月には同時期に来日し、子どもを連れてチームラボを訪れている様子をSNSに投稿した。
さらに、音楽イベント「サマーソニック」の前夜祭で知られる「SONICMANIA(ソニックマニア)」にグライムスが出演した際には、なんとマスク氏がステージに乱入するという珍事も。
— Elon Musk (@elonmusk) August 18, 2023
グライムスのライブが始まると、ステージをうろつきながらスマホで撮影し、自身のXアカウントでライブを生配信したマスク氏。
ソニックマニアに“参戦”することをSNSでなんとなく匂わせていたが、多数の観客は、まさか世界的CEOがふらふらとステージ上に現れるとは思っていなかった模様。同フェスが行われた千葉・幕張の会場は騒然とし、Xのタイムラインでも「イーロン邪魔」と大量の動画が出回る事態となった。
「私の息子に会わせて」Xに意味深メッセージ
くっついたり離れたりを繰り返しながら、今でも交流を続けている2人。しかし今月に入ると、グライムスが次のような意味深メッセージをXに投稿し、マスク氏との間に何らかの問題が生じていることを伺わせた。「シボンには、私をブロックしないでと伝えて。イーロンには、私の息子に会わせてほしい、さもなければ私の弁護士と話してと伝えて。私はこれまで彼らの子供たちの写真を見ることさえできなかった。この状況が私の家族を完全に引き裂いたにもかかわらずね」
この悲痛なメッセージは、伝記『イーロン・マスク』の著者アイザックソンのXに返信するかたちで投稿されたもの。アイザックソンは、伝記の出版にあたり、自身のXにマスク氏とシボン・ジリスさん、そして2人の間にできた双子の写真を投稿していた。
Ever since imbibing Isaac Asimov stories as a kid, Musk has worried that our robots could turn on us. This Time excerpt of https://t.co/7JGHd10lOC explains why and what he’s doing about it. https://t.co/EiXqmMi3E6 pic.twitter.com/loKKgwYoIx
— Walter Isaacson (@WalterIsaacson) September 6, 2023
シボンさんは、マスク氏が経営する会社「ニューラリンク」の幹部。つまりビジネスパートナーという関係なのだが、2021年11月、そんな2人の間に双子のストライダーとアズールが誕生した。グライムスは当初、双子が生まれたことを知らされていなかったといわれ、そのことでシボンさんともわだかまりがあったようだ。
けれども、グライムスはその後、シボンさんとマスク氏を批判するような投稿を削除し謝罪。「双子が誕生したことについて、これまでちゃんと話してこなかったけど、今は状況を完全に理解できた。ジリスと話してみて、彼女が素晴らしい人だということがわかった」と綴った。
また、「かわいいテクノをお見せしたいけど、今は赤ちゃんを人目に触れないようにすることが最優先なの。どうか理解してください」と最後に結び、マスク氏との3人目についても認めた。
結局、「私の息子に会わせて」という訴えがどういう意味だったのかは不明だが、とにもかくにもグライムスが抱えていたモヤモヤは解消されたようだ。
帝王切開の様子を勝手に撮影し、家族や友人に送った
グライムスとの第3子が生まれたことで、過去のパートナーたちとの間にできた子供たちを含め、総勢11人(このうち1人は生後間もなく死去)のパパとなったマスク氏。そんな彼の実像に迫る評伝『イーロン・マスク』が今月12日(日本は13日)、世界同時発売された。
様々な衝撃エピソードが綴られているそうだが、なかでも話題を呼んでいるのは、グライムスが帝王切開で出産するときの様子をイーロンが撮影し、その写真を家族や友人に勝手に送ったこと。彼女は同書で、その時の彼の行動にイラッとしたことを明かしたうえで、「なぜ私が動揺するのか、彼は全くわかっていなかったみたい」と告白しているという。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>