女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2020年12月27日 記事は取材時の状況)

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 今年は外出もままならない師走を迎えますが、例年であれば忘年会シーズン真っただ中で、一年の中で最も飲み会の回数が増える時期です。そんな飲み会には「トホホ」なエピソードがつきもの。皆さんにも苦い経験があるのではないでしょうか?

 写真はイメージです(以下同) 2年前に地方の公立大学を卒業し、都内の大手ゼネコンで新米経理マンとなった大橋登さん(仮名、20代男性)もその一人。

大学の追い出しコンパでベロベロに

「大学では、文化系のサークルに所属していました。3年生のときには、幹部を経験したこともあり、当時はよく飲みに行っていましたね」

 そのサークルでは、毎年のように4年生のための“追いコン(追い出しコンパ)”が12月の中旬に開かれていたそう。大橋さんも4年生になり、ついに“追い出される”立場に。

「追いコンの直前に、やっとのことで秋採用の会社に滑り込んだんです。思っていたより就職活動が長引いてしまい、結構ストレスが溜まっていたのか、最初からハイペースで飲んでいました

飲みすぎて記憶をなくす

飲みすぎて記憶をなくす お酒を飲むペースはどんどん進み、2次会の終わり頃にはすっかりできあがった大橋さん。

「4年間一緒に過ごした同級生や、かわいがっていた後輩と飲んでいたので、ものすごくテンションが上がっていました。多分、一気飲みも調子に乗って何度か(苦笑)。案の定、2次会以降の記憶は、全くなくなってしまいました

 その後も何人かと飲み歩いていたものの、次第に人数も減っていき、最後は彼一人になったといいます。

「『もう一軒行く!!』 呂律が回っていないそのセリフを永遠に繰り返してたそうなんですけど…。気づくと、思いもよらないところにいました」



目が覚めると留置場にいた

「あれって拘置所っていうんですかね? とにかく目が覚めたら警察署の中の一室にいたんです。最初は、状況が呑み込めませんでしたね…」

目が覚めると留置場にいた 実は大橋さん、コンビニの前でお客さんと口論になってしまったのです。でも相手は一回り大きな体格。負けず嫌いな大橋さんは立ち向かいますが…。

「相手のお客さんも相当の酔っ払いで、胸ぐらをつかまれそのまま地面へ。挙げ句の果てにはそのお客さんから『裸になってみろ』と挑発され…。一通り暴れまくった後、裸のまま、コンビニの前で寝始めたみたいで。警察に通報されても仕方ないですよね。コンビニの店員さんには、本当にご迷惑をおかけしました」

 警察署の中で一夜を過ごす羽目になった大橋さん。少し遠くの方に目をやりながら少し懐かしむような表情で語ってくれました。

ヒマすぎて、同じマンガを4回読む

ヒマすぎて、同じマンガを4回読む「警察の方が、一冊だけマンガを渡してくれるんです。ただ、なぜか第6巻でした(笑)。やることが全くないので、そのマンガを4回通り読みました。あまりにも暇でしたから。それで、警察の人にねだりまくったら、何とかもう一冊与えてもらえました。今度は、第9巻でしたが…」

 その後、大橋さんは、ほぼ丸一日警察署で過ごしたそう。

「警察から連絡があったようで、地元から母親が来てくれました。そのおかげで警察を出ることができたわけです。あれ以来、母親には頭が上がりません(苦笑)」

 警察官と母親には、こっぴどく怒られたものの、幸いお咎めはなし。大学の卒業にも支障はありませんでした。



2次会以降は断るようになった

 あれからほぼ2年。大橋さんは、この「事件」について、現在は、どう思っているのでしょうか?

「本当にバカなことをしました。学生ということで大目に見てもらえたのだと思います。大学へ何も連絡しないでいてくれたことには、警察の方に感謝しかありません。社会人だったら、お咎めなしでは済まないでしょうからね(汗)」

 この“事件”以降、2次会以降は断るようにしているそうです

「お酒は飲んでも飲まれるな。これに尽きます」

 インタビュー終了後の帰り道、繁華街を通りました。一杯やりたくなりました。ただ、大橋さんの顔が浮かび、やめておくことにしました。

―年末年始のトホホエピソード―

<文/スノーマン>