“ゲーマー”がF1ドライバーになる日も近い? 10年以内にデビューも……拡大するeスポーツの可能性

“ゲーマー”がF1ドライバーになる日も近い? 10年以内にデビューも……拡大するeスポーツの可能性

 シミュレーターはF1をはじめとするモータースポーツ業界を長年支えてきた。近年ではNASCARやル・マン24時間レースなどの主要な選手権にも活用され、更なる広がりを見せている。

 F1は現在、フェラーリを除く全チームが参加する公式のeスポーツチャンピオンシップを開催している。

 一方マクラーレンは独自のeスポーツプロジェクトを展開しており、そこで優勝したイゴール・フラガをチームのシミュレーター担当に任命した。フラガは昨年11月、モナコで開催されたレースゲーム「グランツーリスモ」のFIA公認世界大会でも優勝を果たしている。なお彼は金沢生まれの日系ブラジル人で、昨年はブラジルでF4にも参戦していた。

 10年以内にeスポーツからF1ドライバーが誕生する可能性に関して、F1のマーケティング部門の責任者であるエリー・ノーマンは、先日行われたレース・オブ・チャンピオンズ(毎年トーナメント形式で行われる個人・国別での対抗戦)において、元F1ドライバーでフォーミュラEチャンピオン経験者のルーカス・ディ・グラッシが“シミュレーサー”のエンツォ・ボニートに敗れたことを引き合いに出した。

「私はあのレースを見た後、その(eスポーツの)世界を見てみたいと思いました」と彼女は言った。

「あのレースはeスポーツが単なるゲームではなく、ひとつの職業になりうることを見せつけました。ここ10年における技術の進歩は驚くべきものがあります。だからこの先10年に何が起きてもおかしくはないと思います」

 2018年の「F1 eスポーツシリーズ」はメルセデスを駆るブレンドン・リーの2連覇で幕を閉じた。

 FIAは前述の「グランツーリスモ」世界大会の開催目的を、オンラインレースの世界と現実世界のギャップを埋めるためとしており、ノーマン曰く「それが実現するのは時間の問題」だという。

「これから起こることは最高に刺激的なことです」と彼女は言った。「あらゆる観客を満足させることができるでしょう」

「テレビ観戦にしろ現地観戦にしろ、現実世界のレースだけを観たいというファンもいると思います」

「しかし、バーチャルでレースをしながら同時に現実のレースを観たいという人もいる。それが彼らのF1の楽しみ方です」

「どちらが間違っているなどということはありません。スポーツの楽しみ方は人それぞれです」


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