ヤマハの“迷走”は終わるか? ロッシ、ビニャーレスが新マシンに高評価

ヤマハの“迷走”は終わるか? ロッシ、ビニャーレスが新マシンに高評価

 最長未勝利記録を更新するなど、過去2年間厳しいシーズンを過ごしてきたヤマハだが、彼らはMotoGPに対する戦略を変更しているようだ。ヤマハのMotoGPプロジェクト責任者の交代や、ヨーロッパを拠点とする新たなテストチームを設立し、元テック3のジョナス・フォルガーを起用していることなどが、その最たる例だろう。

 バレンティーノ・ロッシは2月6日から8日まで3日間の日程で行われたセパンテストを総合10番手のタイムで終えた。しかし彼は“楽観的”であるという。

「僕にとって大きかったのは、(ヤマハの体制変更に)満足できたことだ。過去2シーズン、僕らは少し迷走していた」

 ロッシはそう話す。

「ヤマハは今までも様々なことに取り組んできた。でも、いつも『これは良いのか?悪いのか?……分からない』という風になっていたんだ」

「今のところ、僕らは幾つかの改善をマシンに試そうとしている。いくらかは悪いものもあるけれど、(開発の)方向性はあるんだ」

「ライバルはとても強力だから、時間が必要だ。でも、僕らはとても前向きなんだ」

 ヤマハと2年の契約延長を結んだマーベリック・ビニャーレスにとって、これからの2シーズンに向けて最初の一歩となる今回のセパンテスト。彼はヤマハの一貫した、漸進的な進歩を目にして、ロッシと同様の評価を下しているようだ。

「この先2シーズンに向けて僕たちが一歩一歩前進していくための最初のテストであり、その日その日で、マシンが同じように機能している……それが最も重要なことなんだ」

「良かったり悪かったりな昨シーズンとは違って、この3日間はかなり上手くいった」

 ビニャーレスはテスト2日目、2番手に0.5秒以上の差をつけるタイムを記録していた。しかし3日目、ドゥカティ勢以外の中で最上位ではあるが、彼は総合5番手まで追いやられている。

 にもかかわらず、彼は“本当に良い”レースシミュレーションと、加速が改善されたマシンに満足していたと話している。

「昨シーズン、ホンダとドゥカティは僕らより(加速面で)先を進んでいた。でも今、ヤマハは彼らに近づいている」

 一方ロッシはトップ集団のタイム差は“とても大きい”と認め、エンジンのパワーデリバリーを改善していく必要があると強調した。

「1発のタイムで僕らは少し苦しんでいる」

 ロッシは10番手タイムの現状をしぶしぶながら、そう認めた。

「レースペースについてはもう少し接近している。でも明日レースをするようだと、まだかなり心配だ。とにかく、まだ改善するところが幾つもあるんだ」

「だけど、最初のテストとしては悪くないと思う。10日後のカタールテストに向けて、何か新しいものを用意できるとは思わない。でもカタールはカタールでまた別のトラックなんだ。別のトラック、気温の中でどうなるか理解するのが楽しみだ」

 なおカタールテストは2月23日〜25日の日程で行われる。その後、3月8日から始まるカタールGPで、MotoGPの2019年シーズンが幕を開ける。


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