F1第6戦スペインGPの予選が行なわれ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。

 舞台となるのはF1チームやドライバー、ファンにとっても馴染みのあるスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキット。直線区間から低・中・高速コーナーまでバリエーションに富んだコース特性となっている。

 スペインGPでは週末を通して晴れが続いており、予選セッション開始前は気温34度、路面温度47度というコンディション。カルロス・サインツJr.(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)にとっての母国凱旋レースであり、多くのファンが大挙してサーキットを埋め尽くし予選を見守った。

 トップ15のQ2進出を目指す18分間のQ3では、各車が2〜3度に渡りタイム計測を実施。Q1トップはフリー走行から首位を独占し続けていたルクレール。チームメイトのサインツJr.が2番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が3番手というトップ3だった。

 メルセデス勢に挟まれる形でケビン・マグヌッセン(ハース)が5番手、アルファロメオのバルテリ・ボッタスが7番手、周冠宇が9番手とこの2チームも速さを見せている。

 最終アタックでは各車が軒並みタイムを上げたことで、Q2進出には1分20秒台が絶対条件という状況に。レッドブルのRB18にも似たマシンを投入してきたアストンマーチンの2台とウイリアムズの2台、そしてホームレースのアロンソはトラフィックにより、思うようなタイムが出せずQ1でノックアウトとなった。

 トップ10入りを決めるQ2が開始されると、まずはルイス・ハミルトン(メルセデス)からタイム計測を開始した。ハミルトンが1分19秒794を記録し、続くチームメイトのジョージ・ラッセルがそれを上回る1分19秒470をマークしトップに浮上。ハミルトンの後ろ3番手タイムを、セルジオ・ペレス(レッドブル)がマークした。

 フェルスタッペンやフェラーリ勢は1回目のアタックでメルセデス勢のタイムを上回ることはできなかったが、これは中古タイヤで出したタイムだった。

 2回目のアタックにメルセデス勢は顔を出すことはなく、新品タイヤに履き替えたフェルスタッペンが1分19秒219でQ2トップ通過。2番手タイムをサインツJr.が記録したことで、ラッセルは3番手でQ3を終えた。

 ここでノックアウトとなったのは、最終アタックがトラックリミット違反によりタイム抹消となった11番手ランド・ノリス(マクラーレン)以下、エステバン・オコン(アルピーヌ)、角田、ガスリー、周の5名。一方で、FP3でマシントラブルがありながらもミック・シューマッハー(ハース)は初のQ3進出となった。

 ポールポジションを決めるQ3の1回目のアタックでは、フェルスタッペンが1分19秒073というタイムでトップに立ち、2番手サインツJr.に続いて、ここまでトップ3に顔を出せていなかったペレスが3番手に並んだ。一方で、ルクレールはターン15でスピンを喫し、タイムを出すことはできなかった。

 そのルクレールを先頭に、最終アタックに向けて各車が続々ピットアウト。ルクレールはフェルスタッペンのタイムに対してセクター1で0.2秒上回り、セクター3でもさらに刻み1分18秒750をマーク。ルクレールに0.323秒上回られたフェルスタッペンもタイム計測を開始したが、ターン3でDRSが開かないトラブルが発生し、アタック中断を余儀なくされた。

 他のドライバーもルクレールに挑むタイムを更新できず、ルクレールがポールポジション。前戦マイアミGPから2戦連続、今季4度目のポール獲得となった。

 フェルスタッペンは最終アタックを行なえなかったものの、1回目のタイムで2番手を獲得。カタルニアではフロントロウからスタートしたドライバーの勝率がかなり高く、トラブル発生も2番手に踏みとどまれたことは、決勝に向けての安心材料のひとつになるだろう。

 3番手サインツJr.を挟み、4番手にはラッセル。苦戦を強いられ続けていたメルセデスがようやくグリッド2列目に戻ってきた。

 ラッセル以下ペレスが5番手、6番手にハミルトン、7番手にボッタス、8番手にマグヌッセン、9番手にダニエル・リカルド(マクラーレン)、10番手にシューマッハーというトップ10のオーダーだった。