F1開幕戦バーレーンGPの予選が行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。角田裕毅は11番手だった。

 2024年シーズン最初の予選は、Q1から大接戦。各車最初のアタックを終えた段階で、首位カルロス・サインツJr.(フェラーリ)から最下位のピエール・ガスリー(アルピーヌ)まで、1.3秒差の中にギュッと詰まった。

 首位サインツJr.は1回のアタックのみでQ1を終了。他のマシンは複数回のアタックを行なった。結果としてサインツJr.のタイムを上回る者は現れなかったが、アストンマーティンのランス・ストロールが2番手に浮上。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が3番手となった。角田裕毅(RB)は11番手でQ1突破を果たした。

 なお首位から最下位ガスリーまでの差は1.039秒という、ものすごい僅差だった。

 Q2最初のアタックは、多くのマシンがQ1で使ったソフトタイヤを選択。そんな中フェルスタッペンは新品を履き、最初のアタックで1分29秒374を記録。後続に0.5秒以上の差をつけた。

 2アタック目で各車は新品タイヤを履いた。そんな中でフェラーリのシャルル・ルクレールが1分29秒165を記録し、フェルスタッペンを上回って首位。角田は11番手となり、Q2敗退となった。10番手オスカー・ピアストリとの差は0.007秒だった。

 Q3は残りタイヤに余裕があるフェルスタッペンら3台が最初のアタックで新品タイヤを装着。そのフェルスタッペンがまずトップタイムを記録し、2番手には1周ユーズドのタイヤで2番手となった。アロンソは各車がピットに戻っている間隙を突いて、新品タイヤで走行し3番手につけた。

 残り3分で各車が最終アタックに。ここでもやはり速さを見せたのはフェルスタッペンで、1分29秒179を記録してポールポジションを獲得。しかもソフトタイヤの新品を1セット残して決勝に駒を進めるという、盤石の体制を築いた。チームメイトのペレスは5番手に終わったが、フェルスタッペンと同様に1セット新品のソフトタイヤを残している。

 2番手にはルクレール、3番手にはラッセルが入った。