ブガッティ・サーキットで開催されたMotoGP第5戦フランスGPの決勝で、中上貴晶(LCRホンダ)は14位となった。

 中上は19番グリッドと後方から決勝をスタートし、序盤には20番手にポジションを落としてしまった。我慢の展開が続く中上だったが、転倒者が続出……これによって中上もポジションが上がることとなり、最終的には14位でフィニッシュ。ポイントを持ち帰った。

 第4戦スペインGPから連続でのポイント獲得となった中上だが、マシンはまだ改善が必要なようだ。セットアップの面でも16位に終わったスプリントレースからウォームアップで変更を試みたものの、あまり良いものではなかったという。そのため、次戦カタルーニャGPで、さらに改善を目指していくことが中上の目標となっている。

「昨日のスプリントと同じセットでレースに挑みました。朝のウォームアップで違うセットにトライしましたが、あまりいい部分がなかったのでスプリントの状態に戻しました」

 中上はそうコメントを寄せた。

「タイヤ選択もスプリントと同じでフロントにハードタイヤ、リヤにソフトタイヤを装着しましたが、気温が低かったせいなのか旋回性がやや悪い感じでした」

「厳しいレースでしたがなんとかポイントを獲得しました。次戦バルセロナで、さらに上位を目指すためのセットアップに努めます」