RBのダニエル・リカルドは、F1エミリア・ロマーニャGPの初日2回のフリー走行で、チームメイトの角田裕毅に大きな差をつけられることになった。これについてリカルドは、マシンに満足いかなかったと明かした。

 リカルドはFP1で13番手、FP2では11番手となった。RBとしてはまずまずのポジションのようにも感じられるが、チームメイトの角田が6番手と3番手だったことと比べると、大きな差がついた格好だ。特にFP2では、角田に0.7秒もの差をつけられた。

 リカルド曰く、11番手だった他のセッションと比べると、マシンの感触は良くなかったという。

「11番手を記録した他の時と比べて、今回はあまり良いフィーリングを感じられなかったんだ。まだラップライムを探しているところだ」

 リカルドはそう語った。

「いくつかのコーナーで苦労したから、セットアップの面で改善すべきところがいくつかある。今夜いくつかの微調整をするつもりだけど、セットアップの変更を確認できるフリー走行がもう1回残っているのは、いいことだと思う」

 角田が好調だったこともあり、2台揃って予選Q3に進出できるようにしたいとリカルドは語る。

「僕らは順調に進んている。だからポジティブに感じている。ユウキはFP2で素晴らしいラップを走り、良い1日を過ごしたことを示した。他のチームが何をしてくるのか分からないけど、目標はQ3に進出できる力強いマシンにすることだ」

 レーシングディレクターのアラン・パルメインは、リカルドが不満に思っていた部分は解消されつつあり、Q3を目指せるはずだと語った。

「ダニエルはそれほど満足しておらず、最初のラップではオーバーステアだと不満を言っていた。それは改善できており、彼は現時点では全体的にマシンに満足している」

「まだやるべきことはあるけど、今夜は状況を分析し、彼をグリッドの先頭に近づけたいと思う。それにより、明日の午後には、2台揃ってQ3に進出することを目指すことができるだろう」