落札額なんと81億円超! 伝説的F1マシン”メルセデスW196ストリームライナー”がオークションで落札

motorsport.com 日本版2/3(月)20:28

落札額なんと81億円超! 伝説的F1マシン”メルセデスW196ストリームライナー”がオークションで落札

落札額なんと81億円超! 伝説的F1マシン”メルセデスW196ストリームライナー”がオークションで落札

 RMサザビーズのオークションに、メルセデスの1955年のF1マシン”W196R”のストリームライナーが出品。5115万5000ユーロ……日本円で81億2000万円という超高額で落札された。

 F1黎明期の1954年、メルセデスがF1に初参戦。その時のマシンがW196である。

 ドライバーもファン・マヌエル・ファンジオやスターリング・モスという当時のトップドライバーを擁し、いきなり圧倒的な強さを発揮。デビュー戦のフランスGPで1-2フィニッシュを果たすと、同年いきなり4勝を挙げた。

 この4勝は全てファンジオによるもの。なおファンジオは、開幕戦アルゼンチンGPと第3戦ベルギーGPはマセラティのマシンを駆って勝利しており、合計6勝を挙げて同年のドライバーズチャンピオンに輝いた。なお当時はコンストラクターズタイトルは設定されていない。

 ファンジオは続く1955年も6戦中4勝を挙げてチャンピオンに。このほか、モスが1勝を挙げ、メルセデスは合計5勝を記録している。

 ただメルセデスは、この1955年限りでF1撤退を決定。さらに同年のル・マン24時間レースで大事故を起こしたことにより、モータースポーツ活動を休止することになった。なおメルセデスのモータースポーツへの復帰は、1988年まで待たねばならず、F1への復帰はさらに遅れて1994年となった。

 さて今回オークションで落札されたのは、1955年のW196R ストリームライナーである。ストリームライナーとは、前後のホイールもカウルで覆ったデザインであり、F1マシンというよりもスポーツカーのように見える。

 今回出品されたのはシャシー番号00009/54の個体であり、ファンジオが1955年開幕戦アルゼンチンGPで、同年のイタリアGPではモスがドライブしたとされている。

 レースを戦い終えた後はメルセデス・ベンツが所有していたが、1965年にインディアナポリス・モータースピードウェイの博物館に寄贈され、その後59年間にわたって同博物館で保管されてきた。

 メルセデスW196は、合計で14台が製造された。1955年に同社がF1を撤退した時に残っていたのは10台と言われていて、今回の00009/54はそのうちの1台である。

 なおメルセデスW196がオークションに出品されたのは、今回が2台目。1台目は2015年に出品され、2965万ドル(現在のレートで約46億円)で落札された。為替レートの変動を見ても、今回の00009/54がいかに高値で競り落とされたかが分かる。

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