フェルスタッペンがレッドブルF1を去るか残るかは「チーム次第」ホーナー代表がアストンの“1900億円級オファー説”に反論

motorsport.com 日本版2/20(木)7:15

フェルスタッペンがレッドブルF1を去るか残るかは「チーム次第」ホーナー代表がアストンの“1900億円級オファー説”に反論

フェルスタッペンがレッドブルF1を去るか残るかは「チーム次第」ホーナー代表がアストンの“1900億円級オファー説”に反論

 2025年シーズンのF1を前にしたオフシーズン中には、4度のF1世界チャンピオンであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンに対して、アストンマーティンが10億ポンド(約1900億円)規模の契約を持ちかけようとしているという報道が飛び出て、話題をさらった。

 これについてレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、フェルスタッペンを引き止めることができるかどうかは「我々次第」だと語った。

 フェルスタッペンは既に2028年までレッドブルと契約を結んでおり、アストンマーティン側も”引き抜き”に関する報道内容を否定した。しかしフェルスタッペン獲得に興味を示しているチームも多いというのは周知の事実だ。

 特に大富豪ローレンス・ストロール率いるアストンマーティンはインフラや人材面で多額の投資を行なっており、イギリス・シルバーストンには最新鋭のファクトリーが完成。かつてメルセデスF1のパワーユニット(PU)部門を率いたアンディ・コーウェルをCEO兼チーム代表に据え、マシンを作り上げる技術チームにはフェラーリからエンリコ・カルディレを獲得した。

 さらにアストンマーティンは、伝説的なレーシングカーデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイをレッドブルから獲得し、3月から業務を始める予定。新レギュレーションが導入される2026年以降は、ホンダ/HRCのワークスPUの供給を受けることとなっている。

 天文学的なオファー額は眉唾モノだが、フェルスタッペンを獲得できるチャンスがあるのなら、アストンマーティンはさらなる投資を惜しまないだろう。現在のフェルナンド・アロンソがF1キャリア終盤に差し掛かっていること、F1シートが用意されているストロールの息子ランスが世界チャンピオンの器かどうか考えれば理に適った話だ。

 ホーナー代表は噂となっているオファー額に驚きを示しつつも、十分なパフォーマンスを発揮するマシンを提供できなければフェルスタッペンがチームを離れる可能性があると示唆した。

「(メディアがF1オフシーズンの)冬の間にページを埋めなければならないのは分かっているけど、ドライバーに10億ポンドというのは驚くほど大きな額だ」

 イギリス・ロンドンのO2アリーナで開催されたF1合同イベント“F1 75”を前に、ホーナー代表は報道陣にそう語った。

「マックスは今の環境にとても満足していると思う。彼はチームの中で成長し、チームやエンジニア、技術スタッフ、そして一緒に働く全ての人たちと素晴らしい関係を築いている」

 そしてホーナー代表はこう続けた。

「彼に競争力のあるマシンを提供し、過去10年間で彼が既に成し遂げてきたような結果を出すためのプラットフォームを与え続けられるかは、我々次第だ」

 また10億ポンドという大金はどのF1チームにも用意できるモノなのか? と訊かれたホーナー代表は次のように答えた。

「他チームの財政についてはなんとも言えないが、レッドブルはピットレーンでも他チームと比較してそれなりに有利な立場にあると私は考えているよ」

「記事を読んだ時、正直なところ、そんなモノを見たのは初めてだった」

 なお、フェルスタッペンは10億ポンドという金額が莫大であることを笑い混じりで同意しており、アストンマーティン側からの接触は「今年のGT3車両についてだけだ」と語っていた。

RB21で昨年の課題を解決できるか?

 フェルスタッペンがドライバーズチャンピオンとして2025年を迎えた一方で、レッドブルはRB20で2024年シーズンにコンストラクターズタイトルを獲得できず、追われる側から追う側へと変わった。

 レッドブルは2025年シーズンに挽回を期すべく、ニューマシンRB21の開発に注力してきたが、昨シーズン序盤のような強さを取り戻すことができるだろうか?

「来週の金曜日(プレシーズンテスト初日)に話すよ。チームはこの冬、RB20のいくつかの欠点について懸命に取り組んできた」とホーナー代表は言う。

「特に昨シーズン終盤3分の1は改善できた。もう1ステップ踏めたかどうかは、開幕戦の後見てみよう」

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