杉咲花と若葉竜也

 5月22日、『NEWSポストセブン』でドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)で共演中の杉咲花と若葉竜也の真剣交際が明らかになった。

「若葉さんは大衆演劇出身で“チビ玉三兄弟”として子役から活動していますが、現在は映画が主戦場です。本人も“連続ドラマは向いていないと思っていた”とインタビューでも語るように、民放のドラマに出演するのは稀。そんな彼が今回『アンメット』に出演したのは、プロデューサーからの熱心なオファーに加え、朝ドラ『おちょやん』や映画『市子』で共演歴のある杉咲さんから、“オファー受けるよね?”と直電があったのも決め手になったとか」(テレビ誌編集者)

「令和のエリカ様」と炎上も業界内評価は高いまま

 苦戦が続く春ドラマにおいて『アンメット』は見逃し配信が好調。第1話は1週間で200万回再生を突破。『2024年地上波放送の春ドラマ初回満足度ランキング』では、朝ドラ『虎に翼』(NHK)を抑えて1位に輝いている。

「民放ドラマでなかなか見られない若葉さんの好演ぶりも、作品に深みを与えています。SNS上でも“若葉竜也が世間に見つかったゾ”と、若葉さんを起用したカンテレスタッフに賞賛の声が上がっています」(同・テレビ誌編集者)

 また第2話で登場した試合中に脳障害で倒れ重い後遺症を背負うことになってしまうサッカー強豪校のエースを演じた島村龍乃介らサッカー部員は、若葉の発案でオーディションでキャスティングされたという。

「若葉さんは“なんでドラマはオーディション少ないんすか? 若い役者にチャンスやって下さい”と監督に提案したことで、サッカー経験者を条件にオーディションで若手俳優が選抜されることに。日本ドラマは人気俳優とセットで売り込む”バーター”起用が横行していることも、作品の質が下がっていると言われています。良い意味でドラマ界に染まっていない若葉さんが、日本ドラマを変えてくれるかもしれません」(芸能プロ関係者)

 近年は年3〜4本のペースで映画に出演している若葉だが、ストーリー性重視の単館系の作品が中心とあり映画ファン以外には馴染みが薄く、今作で知ったという人も多かったようだ。そんな若葉だが、実は杉咲との熱愛報道直前にもある形で話題になっていた。

「『アンメット』の番宣で『めざましテレビ』に出演した際、終始無愛想だったため“令和の(沢尻)エリカ様”と一部でバッシングされてしまったんです」(スポーツ紙記者)

 ドラマをPRする番宣活動は今や欠かせないものになっており、主演級の俳優が芸人顔負けの体当たり企画に挑戦することも。そんな番宣活動で炎上してしまった若葉だが、業界では意外にも彼を擁護する声が多いという。

「若葉さんは、“面白くなかったものを面白かったとは言いたくない”ため、バラエティー出演には興味がないと公言。そのため自分がバラエティーに出演しても誰も得しないとインタビューで語っているんですよね。若葉さんの才能は業界で高く評価されているので、“今回のバッシングで彼が民放に2度出なくなったら、ドラマ界にとって大きな損失”と、番宣に担ぎ出したドラマスタッフ側を批判する声が多いですよ」(テレビ局関係者)

 多くの映画賞で女優賞を総ナメにしてきた杉咲が惚れるほど、俳優としても人間としても魅力が溢れている若葉だけに、今後は世間もマスコミも放っておかないかも?