エンジェルスの大谷翔平は現地9月19日(日本時間20日)、本拠地エンジェルスタジアムでのアスレチックス戦に2番・投手で先発出場すると、マウンド上では8回108球を投げ、5安打2失点10奪三振の好投で輝きを放つも、味方打線の援護に乏しく、今季10勝目はまたもお預けとなった。

打者としては、2打数無安打2四球と、マウンド上の自分自身を助けることはできなかったが、エンジェルスが9回裏に同点に追いついたことで、黒星はつかなかった。試合は2-3でエンジェルスが敗れた。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は試合後、「傑出したオオタニがマウンド復帰で輝く」と題した記事を投稿した。

記事の冒頭で、「腕の痛みにより、アスレチックスに対する先発登板のスケジュールが2日後ろ倒しされたにもかかわらず、二刀流センセーションのショウヘイ・オオタニは日曜の試合で鋭さを見せ、力強い8回を投げて10奪三振とし、アメリカン・リーグMVP最有力候補の地位を固めた」と伝えた。

記事によるとジョー・マドン監督は、試合後に大谷の好投について「彼は見事にやってくれた。彼はまたしても立ち向かった。彼はまた、空振りを奪い始めた。今日の彼は、ほとんど全てが機能していた。2本塁打は許したが、それ以外では、彼は傑出していた。本当に、お見事だった」と述べたとのこと。

また、ボリンガー記者はこの日の大谷の投球内容について、「彼は午後を通して効率的に投げ、108球で8回を投げ切った」とした上で、「彼のスプリットは本質的に打つのが不可能で、彼はこの球種をシーズンハイとなる55球投げ、空振り17回を奪うと共に、(この球種を決め球に)9奪三振を記録した」と、切れ味の鋭かったスプリットの多投が奏功したことを伝えた。

これについて、マドン監督は「彼は異なるグリップを試していたのだと思うし、その握りで制球が良かった。空振りや弱い当たりを見ただろう。彼は感覚をベースにしており、何かを感じ取ると、他の何かを強制することなく、その感覚で行き続けるんだ。そして、(マット)チャップマンを打ち取る前に99マイルを投げ、力強く締め括った。彼はとにかく唯一無二のアスリートなんだ」と述べたとのこと。

ベーブ・ルース以来103年振りの2桁勝利&2桁本塁打に王手をかけながら足踏み状態が続いているのは、ファンとしても歯がゆいばかりだが、マウンド上で“らしさ”が戻ったのは何よりの朗報である。