ロサンゼルスのスーパースターが不振を払拭するパフォーマンスを見せた。

ドジャースの大谷翔平は現地6月16日(日本時間17日)、本拠地ドジャースタジアムでのロイヤルズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場すると、第2打席から2打席連続で本塁打を放つなど、3打数2安打2打点の活躍で、3-0の勝利に大きく貢献した。

これで大谷の今季本塁打は、ナショナル・リーグトップのマルセル・オズナ(ブレーブス)と1本差の19本となった。

『AP通信』は試合後、電子版に「オオタニによる今季2度目の2本塁打ゲームでドジャースはロイヤルズに3-0の完封勝利。ベッツは7回に手を骨折」と題した記事を掲載。

ムーキー・ベッツが7回に受けた死球により、左手を骨折したことを伝えた上で、この日の大谷については、「オオタニは6月の打率をわずか.219とし、コンタクトのほとんどがゴロとなるなか、この試合を迎えた。少なくともこの1試合に関して、彼はそれをひっくり返すことができた」とした。

その上で、試合後のデーブ・ロバーツ監督による、「彼が正しいやり方でやったときに、待っていた球種が来て、フィールドの大きな部分を使うのは、とても特別なこと。変化球を打った2本目の本塁打も、引っ張ってファウルにしたり、あるいはゴロにしたりせず、あのように打てたというのは、彼にはボールがより良く見えているという証拠だね」とのコメントを掲載した。

一方、『MLB.com』は試合後に掲載したレポート記事の副題を「オオタニが2本塁打ゲームの間にドジャースタジアムの歴史を作る」とし、「オオタニによる最初の本塁打は、飛距離451フィート(137.5m)で今季彼による2番目に距離の出たホームランだった」とした。

そして、「彼の5月5日の464フィート(141.4m)弾を含め、2015年のスタットキャスト導入以降、彼はドジャースタジアムにて、450フィート以上の本塁打を2本打った初めての選手となった」と伝えた。