マニアと味わう「ご当地カップ麺」の世界

第五十五回 明星食品「明星チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味」 文・写真:オサーン

カップ麺ブロガーのオサーンです。「ご当地カップ麺」をレビューする連載の第五十五回目。

今回はカップ麺ではなく袋麺。明星食品の新商品、「明星チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味」をレビューします。

明星食品「明星チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味」

「明星チャルメラ」から登場した二郎インスパイア

「明星チャルメラ」は、1964年に発売開始された、明星食品を代表する袋麺シリーズ。「チャルメラおじさん」や「すずネコ」といったキャラクターでもおなじみです。

今回は、黄と黒のパッケージに「ニンニク」や「もやし」といったキーワードが入っていることから、流行りの二郎系の商品と思われます。

伝統の「チャルメラ」と現代の二郎系の歴史的な融合ですね。やたら「もやし」の文字が大きい!

麺2袋ともやし200グラムの「倍盛り」がおすすめとのこと

「もやしが超絶うまい」と商品名で言い切っている割には、商品内にもやしは入っておらず、「もやしは買った?」と強く確認を取ってきます。仰せの通りしっかり買いましたよ。

もやしの強調され具合から、どうやらもやしをおいしく食べるための商品と言えそうです。

そしてさすがガッツリな二郎インスパイアだけあって、5食入りの麺のうち2袋を使用し、もやしも本来なら1人前100グラムのところ、倍の200グラム(もやし1袋分)要求してきています。

健康に気をつかっている方や、ダイエット中の方にはなんとも不向きな商品と言えるでしょう。

準備するもの&内容物

麺2袋ともやし1袋を用意

今回の商品は5食パックですが、勧められた通り2食分を使用します。

1袋あたり麺量は85グラムと、しっかり入っているので、完全に2人前ということになります。単に2食分作っているだけなので、おすすめだからといって無理に2袋食べなくても良いでしょう。

もやしは、コンビニやスーパーなどに数十円で売っているものを用意。たいていのもやしは内容量200グラムなので、今回の要求を満たしています。

以前は、買ってきたもやしを水にさらしたりしていましたが、最近のもやしは洗わずに使えるので便利ですね。

袋には太麺と2種の小袋入り

麺の袋を開けると、中には、いつものチャルメラとはまるで異なる太麺と、2種の小袋が入っています。2つの小袋のうち1つは麺に絡める「粉末スープ」、そしてもうひとつは「もやし専用ニンニクペッパー」となっています。

汁なしのまぜそばですが、麺ともやしの両方に味をつけるとは、なかなか芸が細かいですね。

もやしはレンジ、麺は鍋で調理

もやしはラップをしてレンジ調理

もやし200グラムはラップをしてレンジで調理します。

2人前なので1人前の倍の時間(500Wで4分)レンジで温めるように書かれていたのですが、その通りやったら熱くなりすぎて皿が持てませんでした。様子を見ながら、くれぐれも火傷にはご注意ください。

レンジで十分温めたもやしに「もやし専用ニンニクペッパー」を混ぜ合わせます。

麺は鍋で茹でる

麺は85グラムのものが2つ。茹でると水分を含んでかなりの量に膨れ上がります。これは二郎系の小(普通サイズ)くらいの麺量はありそうです。

茹でた麺をザルで湯切りし、こちらももやし同様、粉末スープを混ぜ合わせていきます。下準備はこれで終わり。いよいよ、もやしと麺を合体させて食べていきます。

もやしと麺を合体!すごいボリュームだ!

もやしと麺を合わせてまぜそば完成!

先ほど着々と下準備したもやしと麺を合わせて完成。2食分の超大盛麺と、200グラムの大量もやし。これはほぼ3人前と言っても良いのではないかというボリュームがあります。そして量が多いだけではなく、麺にももやしにもしっかり味がついているのが特徴。

全体から漂うニンニクのパンチのある香りは二郎系そのものですが、二郎系としては、背脂や豚脂といった「アブラ」がちょっと足りない印象です。

さらに、もやしは200グラムも使うので山盛りですが、二郎のもう一方の野菜であるキャベツは一切使用しません。

味が薄まりそうなのでおいそれと増やせませんが、もやしを半分にして、その分キャベツを入れることで、二郎系の雰囲気が出るかもしれませんね。

ニンニクとペッパー、そしてごま油のパワー!

もやしには、「もやし専用ニンニクペッパー」によって、ニンニク、黒胡椒、そしてごま油の味がつけられています。家系ラーメンのもやしといえば、味のついていない茹でもやしであることが多く、濃い味のスープの中でオアシス的な存在ですが、今回はしっかり味がつけられています。

もやしに味がつけられていることで存在感が増し、主役級の存在になっているのは間違いありません。二郎系といえど、もやしが量だけではなく味でもこれだけ主張してくるのは、かなり珍しいのではないでしょうか。

極太の縮れ麺

麺は、極太の縮れ麺。かなり弾力があります。ラーメン二郎の平打ち麺に比べると素直な形状の麺ですが、がっしりした噛み応えは二郎系の力強さを感じ取ることができます。

85グラムの袋を2つ使った麺量も凄まじく、食感だけではなく量でも二郎系と再現できていました。

味は、ニンニクに黒胡椒を加えてパンチ力はそれなりにありますが、二郎系としてはちょっとおとなしめな味で、もやしにつけられている味の引き立て役に回っている印象がありました。二郎系の迫力を求めるとちょっと物足りないかもしれません。

もやしが主役の一杯

伝統の「明星チャルメラ」と二郎系の合体。二郎系としてはちょっと弱い味でしたが、もやしにしっかり味をつけることで、もやしが主役の一杯になっていて面白かったです。

もやしが主役の二郎系の変化球袋麺、ぜひお試しを。