シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Fさん(京都府・50代女性)

その日、Fさんはまだ幼い息子を連れ、花火大会へと向かっていた。

会場へと向かう電車は満員状態。彼女たちの前には派手な見た目のカップルが立っていて......。

花火大会へと向かう電車で...(画像はイメージ)

<Fさんの体験談>

今から25年前のことです。滋賀県のびわこ花火大会に行くために当時1歳の長男と夫と3人で電車を待っていました。

目的地である終点まで、乗車時間は10分ほど。電車が混むのはわかっていたので早めに出発したのですが、みんな考えることは同じだったようで電車は満員。

ただ、何本か見送ったあとで、少し隙間があった電車になんとか乗り込むことができて......。

「ヤンキー」風のカップルが...

私たちが乗った次の駅では若い男女が私たちの前、扉付近に乗ってきました。

ちょっと派手な感じの若者、いわゆるヤンキーという感じの2人でした。

派手な雰囲気で...(画像はイメージ)

そのまた次の駅へ着くころには、少し隙間があった電車ももう満員状態。そこに50代くらいの夫婦が強引に乗ろうとしてきました。

するとあのヤンキー風の青年が大きな声でこう言いました。

「おっちゃん見えへんの?小さい子がいるやろ、次の電車にして」

私が抱っこしていた長男のことでした。

見た目で判断して...

私は彼らを見た時、派手な服装で判断して「苦手だ」と思ってしまっていました。そんな自分が恥ずかしくなりました。

背中越しに「すみません」と言ったものの彼女と話していて聞こえなかったようなので、終点で降りた時に改めて面と向かって御礼を言おうと思ったのですが、人混みに紛れて若者の姿を見失ってしまいました。

人混みの中で見失ってしまった(画像はイメージ)

毎年花火大会の季節になると、あの時の若者のことを思い出します。

この場で言わせてください。25年前、本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)