東京都交通局（本社＝東京都新宿区）は2024年5月15日、初の沿線セレクトショップ「とえいろ」を都営新宿線市ヶ谷駅構内にオープンした。
記念イベントとして3日間限定で販売されるのが「Toei Détail」だ。
Toei Détailは、2019年3月に範囲された際には1500セットが即完売したという"伝説のチョコレート"。今回は各日100個限定で復刻販売される。
東京都交通局の報道発表資料には「おひとり様一点限り」「当日は整理券を配布します」という、相当な争奪戦を予感させる記載があった。
ここでしか買えない記念のチョコレート、絶対欲しい。復刻販売を知ったJタウンネット記者はそう思った。開店の午前8時より前に並んで、確実にゲットしよう、と決意した。
しかし――完全に忘れてた！ 気付いたのは16日、午前9時50分。もう、無理か？ 無理だろうなあ......。でも、行くだけ、行ってみるか......。
Jタウンネット記者はダメ元で、市ヶ谷駅に向かった。
嘘...だろ...？
ん？ アレ？ 余裕で買えちゃったんですが！？
整理券もなかった。なんかフツーに、店内に積んであった。う、嘘だろ？ もしかしてみんな、知らない......？
というわけで、予想外にゲットできたToei Détail。包装紙を開けると、こんな感じだ。
銀色の箱の表面に何やら奇妙な記号が描かれている。そして中に入っているのが......。
駅の壁や床、天井のデザインを再現した4色のチョコレートである！ 箱の記号は模様だったのだ！
「Toei Détail」が再現しているのは、「都営三田線御成門駅の改札階の壁」「都営浅草線浅草駅ホームの床」「都営新宿線九段下駅改札階の天井」......などなど、都営地下鉄の12の駅のどこか。
凹凸や模様が実に精巧で、食べるのがもったいないと思うほど。思わず箱を開けた時、感嘆の声をあげてしまった。
壁も床も階段も、おいしすぎる
味はイチゴ味のレッド、カカオバターベースのホワイト、ビターなチョコ、トロピカルな味わいのイエローの4種類。
チョコレート専門店「パレドオール」のショコラティエ・三枝俊介氏監修のもと製作されたもので、これがめちゃくちゃウマい。食べずに飾っておきたい気持ちを抑えて口に運んで、また感嘆。
都営三田線・神保町駅の壁を食べてみると、ライスパフが入っていて、サクッとした食感とともに芳醇なイチゴの味が口いっぱいに広がる。
都営浅草線馬込駅のホームの階段は、酸味のあるフルーティーな味わいだった。
伝説のチョコレート「Toei Détail」は1箱3000円（税込）。
前回買いたくても買えなかった人、駅の床を食べたい人！ 市ヶ谷駅に急げ！
もし売り切れでも、パンやお菓子、おにぎりにコーヒー、紅茶、お酒......などなど、他にもおいしそうなものでいっぱいでした。
