「あとで連絡するね」
「それ、あとでやっておくよ」

誰かにこんなセリフを言われた時、皆さんは「あとで」というのはいつ頃のことだとイメージするだろう。

神奈川県在住の記者は、おおよそ数時間後か、遅くともその日のうちには、という印象だ。もし翌日以降になる場合は「明日連絡する」「今度やっておく」という言い方をする。

しかし、栃木県では事情が違うらしい。

「あとで」って、いつ?(画像はイメージ)

編集部で「標準語だと意味が変わる方言」を募集したところ栃木県出身の読者から、

「栃木県で『あとで』は『後日、そのうち』の意味」

という投稿が寄せられた。(詳しくは7月19日の記事「栃木県民『報告書、あとで出します』他県民『わかった』←この後、待ち受けている悲劇とは...」)。

投稿者は「今思えばこの『後で』で色んな人に迷惑を掛けていたと思います」と振り返る。

ただ、ツイッターを見てみると、栃木だけでなく群馬、東北でも同様の使われ方をする場合があるようだ。

そこでJタウンネットでは、2021年7月13日〜9月6日の期間、「『あとで』と言われたらいつだと思いますか?」というテーマで都道府県別に投票を募った。

投票総数は1934票。果たして、その結果は――。

栃木・群馬では8割が「後日、いつか」

選択肢として用意したのは、「後日、いつか」と「その日のうち」の2つ。

まずは、各都道府県でどちらの答えが優勢だったのかをご覧いただこう。

ご覧の通り、都道府県別に見てもほぼ「その日のうち」一色という結果だった。

「後日、いつか」派の方が優勢だった地域は、投稿が寄せられた栃木、そしてツイッターで名前が挙がっていた群馬、東北地方の青森・岩手・秋田の3県、そして茨城だ。

なお、青森県・岩手県は1票差、秋田県・茨城県は3票差と、いずれも僅差で「後日、いつか」派が上回っているという状態だった。

注目したいのは、栃木と群馬の結果だ。この2県では「後日、いつか」が圧倒的多数だったのだ。

栃木では81.9%、群馬でも83.6%が「あとで」を「後日、いつか」の意味で使っていた。

他の地域と比べると、その違いは一目瞭然だ。

栃木と群馬を合わせると、「後日、いつか」は82.2%、「その日のうち」は17.8%だ。一方、栃木と群馬を除く45都道府県では、「その日のうち」派が84.2%、「後日、いつか」派が15.8%。まるで逆転している。

もし、栃木と群馬の出身者に「あとで連絡するね」と言われたら、もうその日はその人からは連絡が来ないものと思っていた方が無難かもしれない。