感覚を研ぎ澄まし、自分自身と向き合って、食事をする。

そんなイベントが2024年6月8日、京都市内のホテル「THE THOUSAND KYOTO」で開催される。

画像はプレスリリースより、以下同

それが、「暗闇ごはん」。その名の通り、明かりを落とした暗闇の中で食事をする。

部屋は薄暗闇。その中でアイマスクまで着用し、完全に視覚を奪われた状態で1品ずつ運ばれてくる料理を味わうという。

何も見えない状態での食事となると、味覚はもちろん、嗅覚や触覚も研ぎ澄まされそう......。

ついついおざなりになってしまいがちな"食事"という行為を、改めて見つめなおせそうなこのイベントは、浅草・緑泉寺の青江 覚峰住職が発案したもの。スイス発祥の「ブラインドレストラン」を日本の食文化にアレンジしている。

発案者の緑泉寺・青江 覚峰住職

THE THOUSAND KYOTOで「暗闇ごはん」を実施するのは今回が2回目。

"環境保全について考える1か月"として環境省が推進する「環境月間」(環境の日である6月5日を含む6月)にあわせて行われる。

開催にあたって同ホテルは、プレスリリース上でこんな思いを語っている。

「『暗闇ごはん』は、暗闇の中で感覚を研ぎ澄ませて食事をすることで、ご自身の先入観や無意識への気づきを得ていただく食の体験です。
まばゆい人工の光や多くの情報に囲まれた日常からしばし離れ、暗闇の中でじっくりと大切に味わう自然の恵みを通じ、私たちを取り巻く環境や、環境に生かされていることを再認識するひとときをお届けします」

当日は、緑泉寺・青江 覚峰住職のナビゲートと共に、同ホテル日本料理レストラン「KIZAHASHI」の料理長による和食を楽しめる。

自分自身と向き合いたい人、新たな気付きを得たい人は参加してみては?

定員30人で料金は1人5500円(税・サービス料込み)。THE THOUSAND KYOTO公式サイトに記載のURLから予約が可能だ。