ホテルや旅館で宿泊客が快適に滞在できるのは、裏にいるスタッフ陣の隠れた努力のおかげである。

そんなことを再認識させてくれる、宿泊施設スタッフの「あるある」エピソードがX上で注目されている。

なぜこんなことに?(画像はぼんた@KumanoBontaさんの投稿より、以下同)
「宿泊施設で仕事してると、従業員用トイレのトイレットペーパー予備はこうなる」

2024年5月19日、岐阜県在住のXユーザー・ぼんた(@KumanoBonta)さんがそんな呟きと共に投稿したのは、トイレ内の棚に並べられたいくつものトイレットペーパーの写真。

どれも使いかけで、もうすぐ芯だけになってしまいそうなものばかりだ。これが従業員用トイレの予備トイペとは、一体どういうことなのだろう。予備って言ったら、新品のイメージだけれども......。

Jタウンネット記者は20日、本人に詳しい理由を聞いてみた。

客室から残り少ないトイペを集めて...

ぼんたさんは、宿泊施設のフロント業務に従事している。話題の光景は19日の勤務中、従業員用トイレに入ったときに遭遇したものだ。

ぼんたさんは、切れかけのペーパーたちはどれも客室から集められたものだと説明する。

「宿泊施設ゆえ、客室で残り少ないトイレットペーパーがあったときは新品と交換しますが、捨てるわけにはいかないので従業員トイレで残りを消費しています。エコですねというリプライをたくさんいただきましたが、正直経費削減によるところが大きいです」(ぼんたさん)

ただ、「あるある」なのは"使いかけのトイレットペーパーを使用している"という点。これほど大量に置かれている日は珍しいそうで、驚いて写真を撮ったとのことだ。

画像は再掲

裏側にいなければ目にすることがない光景に、X上ではこんな声が寄せられている。

「おお! 使ってくれてたんだ」
「環境に優しすぎる」
「確かにホテルでトイレットペーパーが残り少ない状態のことないけど従業員用に回されてたとは」

宿泊施設に限らず他の商業施設でも似たような事例があるという声や、事務所でティッシュ代わりに使用している、といった声もあがっていた。