OKAMOTO'Sのオカモトレイジが映画『猿の惑星 キングダム』について語り、「300年後の地球にも残したいもの」を紹介した。

オカモトレイジが登場したのは、5月15日(水)に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「LEGACY OF THE PLANET」。ゲストとともに、5月10日に公開となった映画『猿の惑星 キングダム』の魅力を語る、4日間限定のコーナーだ。

猿の表情までリアルに再現された、CGによる映像美

5月10日より公開中の映画『猿の惑星 キングダム』は、進化した猿が野生化し、言語も文明も失った人間を支配する、300年後の世界を描いた作品だ。まずは、OKAMOTO'Sのドラムとしてはもちろん、東京のカルチャーシーンの中心人物として多岐にわたって活動しているオカモトレイジに、映画を見た感想を聞いた。
オカモトレイジ:面白かったですね。自分は過去作を本当に1本も観ていなくて、何も知らなくて「大丈夫かな」と思ったのですが、楽しめました。「これ、どうやって撮っているのかな」と思うくらいCGもすごくて、リアルでした。猿の表情とか、まったく違和感なかったですよね。

タカノ:そう! 「あんな表情するんだ」ってね。

Celeina:確かに。でも、観れば観るほど表情が読み込めてくるというか。300年後の地球が舞台ということですけど、観てみていかがでしたか?

オカモトレイジ:「300年後って、あのくらいの残り方してるんだな」と思いましたね。もうちょっと劣化しているようなイメージありましたけど、絶妙にガラスが残っていて、割れちゃって落ちるみたいなシーンとかあったじゃないですか。「300年後まで残るのかな?」と思ったけど、(現在も、昔の)ステンドグラスとかも残っていますよね。

Celeina:保存環境といいますか、状況にもよりますよね。

タカノ:今回の映画のなかで、「このシーンよかったな」というのはありますか?

オカモトレイジ:猿がちょっとした何かをやって、しゃべれるのに猿同士でウホウホ言っているのがよかったですね(笑)。

Celeina:感情がちょっと高ぶると、猿ならではの声が出るというか。

オカモトレイジ:そうです。しゃべれているのに、合間にキーキーいったりウホウホいったりしているのが、かわいかったですね。

タカノ:ちゃんと猿のキャラクターの特徴を捉えているのは、よかったですね。

オカモトレイジ:何かに基づいているのでしょうね。

Celeina:研究はされていると思います。

タカノ:動物行動学とか、きっとね。

300年後に残したいものは?

本コーナーでは、300年後地球が舞台の作品にちなみ、毎回ゲストに「300年後の地球にも残したいもの」を質問している。オカモトレイジは「残したいというか」と前置きし、次のように答えた。

オカモトレイジ:「たぶん残るだろうな」という感じで、やっぱりレコードは残る気がしますね。

タカノ:確かにね!

Celeina:いいですね。CDでもなくMDでもなく。

オカモトレイジ:300年ぐらいだったら、残る気がしますね。本当にアナログなシステムで音が鳴っているから、再生技術さえあればずっと聴けると思います。紙とかを丸めたものでも(針の代わりに使って)、聴けたりするじゃないですか。

タカノ:爪楊枝とかでも、音が鳴ったりするという。

オカモトレイジ:映画のなかでも本は残っていたじゃないですか。

Celeina:ありましたね! あれも大事なシーンだった。考えさせられましたね。

オカモトレイジ:それを見ていて、レコードとかも残りそうだなと思いました。

タカノ:レコードのなかでもレイジさんが残したい音楽ジャンルやアーティストはありますか?

Celeina:残したい1枚みたいな。

オカモトレイジ:決められないなぁ……。でもせっかく残るんだったら、ピクチャーヴァイナルとかカラフルなやつとか、ジャケットがいろいろなものがあったとか、そういう文化がまるっと残ってくれるといいですね。猿とかが見返して「へぇ〜」となれるものが残ったらいいなと思いました。

タカノ:レイジさんは普段、アナログでけっこう聴かれますか?

オカモトレイジ:そうですね。家にいるときは、割とレコードで聴きますね

Celeina:DJのときは、アナログはやったりやらなかったりですか?

オカモトレイジ:レコードでやることもありますけど、基本的にデータでやるようになりました。データならではのプレーもありますし、レコードになっていない音源もいっぱいあるので、最近はUSBを常に持ち歩いてやっていますね。

東京カルチャーの「イマ」をギュッと凝縮した生放送『GRAND MARQUEE』の放送は、毎週月〜木曜の16時から。