そんなことをNHKで!? ゲイと腐女子の青春ドラマがスゴかった「あまりによくできている」

そんなことをNHKで!? ゲイと腐女子の青春ドラマがスゴかった「あまりによくできている」

J-WAVEの番組『BKBK(ブクブク)』(ナビゲーター:大倉眞一郎、原カントくん)。本や映画に詳しい大倉眞一郎と、複数のメディアに携わる編集者・プロデューサーの原カントくんが、大人が興味を惹かれるモノについて縦横無尽に語り合います。6月18日(火)の放送では、最近夢中になったドラマや芸人について語りました。


■大倉が毎回涙したドラマ

テレビをあまり観ない大倉が最近夢中になったのが、NHKのドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』でした。



・あらすじ

ゲイであることを隠して生きている男子高校生・安藤純(金子大地)はある日、クラスメイトの女子・三浦紗枝(藤野涼子)に書店で遭遇。彼女はボーイズラブの本を購入しており、“腐女子”であることを知る。これをきっかけに、ふたりは友人として距離を縮めていき、三浦は安藤に告白。同性を愛しながらも、異性と恋をする“普通の人生”を渇望し、苦悩していた安藤は……。



大倉:安藤は、ずっと(自身のセクシュアリティを)隠しているんです。クラスメイトにも言えない。女性と結婚して子どもを持つという“普通”の人生を求めながらも、実際に好きになれるのは男性である自分に、すごく悩んでいるわけです。彼にはつき合っている年上の男性(谷原章介)がいるんですが、なんとか“普通”の生活を目指せないかと、三浦の告白を受け入れちゃうんですよ。で、なんとか性行為を試してみようとする。
原:そんなことをNHKで!?
大倉:NHKで堂々とやるわけよ、これが。「マジか!」と俺も驚きましたよ。そこからの話なんですね。



原:何がそんなに大倉さんのツボを突いてきたんですか?
大倉:このドラマの原作は、浅原ナオトさんの小説で、漫画化もされています。残念ながら、僕はまだ小説のほうは読んでいないんですけれど、ドラマの作りが、あまりによくできている。主人公の女の子・三浦は、『ソロモンの偽証』でデビューした藤野涼子さん。存在感が異常にあるのね。この出来はちょっとフツーじゃない。
原:いわゆる学園ドラマという作りではないんですか?
大倉:いちおう学園ドラマというくくりに入れてもいいのかもしれないけど、けっきょくLGBTを扱う話になりますからね。実はこれを観ながら考えたんですが、いわゆる昔からの友だちの中にはゲイ、あるいはレズビアンの友人って、(いたけど)いなかったと思ってるだけなんですよ。
原:そうか、潜在的にはずっといるわけですからね。
大倉:だってパーセンテージから言えば、これまで一緒のクラスになった人間ってすごくたくさんいるわけです。何パーセントかというちゃんとした数字はないにしても、必ずいたはずなんですよ。今から思えば、彼らはドラマの中で苦しんでいるゲイの子たちみたいに、いろんな葛藤を抱えていたんだろうなあ、と。50年前とかそのあたりでどういう苦しみを背負ったのかなあと。

大倉はこのドラマを毎回泣きながら見ていたのだとか。

原:泣きながら! でも、もう終わっちゃったんですよね?
大倉:そうなんです(笑)。
原:もうちょっと早く教えていただければ(笑)。

同作は、Queenの楽曲が印象的な使われ方をしているのも特徴です。また再放送やDVD化もあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。


■ひとネタ30分! 観客の心を動かす実録漫談ピン芸人

原が紹介したのは、実録・体験ノンフィクション漫談芸人の「コラアゲンはいごうまん」さん。芸歴31年、現在49歳の彼は「ワハハ本舗」所属です。ワハハ本舗主宰の喰 始(たべ はじめ)さんから命じられた「SM女王のところに弟子入りしてこい」や「会ったこともない人の葬儀に参列してこい」といったミッションを自分が体験し、それを漫談に落とし込むというスタイルなのだとか。

原:彼のライブに行ったことがあるんですけど、お笑いだけじゃなくて彼の語り口を聞いていると、最初笑いながら聴いているお客さんが、実録ドキュメンタリーなので最後に感動で泣いちゃう人とかもいるんです。なんで売れないのかと思ったんですけど、よくよく考えたら彼はひとネタが30分かかるんですよ。まったくテレビやラジオに向いていない(笑)。
大倉:ああ、もったいない。
原:もともと彼は「雨上がり決死隊」のほとちゃん(蛍原 徹)の相方でもあったんですよ。
大倉:えー、そうなの!?。
原:もともと大阪でほとちゃんと「ホワイト&ホワイト」というコンビを組んでいて、ほとちゃんはぐわーっと売れていき、コラアゲンさんだけはずっと……(笑)。そんな彼がついに『実話芸人』という本を出しました。出版したものにいろいろ加筆した、初の文庫ですね。これが話題の幻冬舎から、いま発売中です。これをぜひ彼の芸を見る前に読んでみてほしいなと。
大倉:僕、お笑いにひとつ物を申したいのは、3分しか時間を与えないで点数をつけるのとかやめてほしいですね。
原:特に最近のお笑いとかそうですよね。『M-1』しかり、『THE MANZAI』しかり。でも彼がやりたいことって別に笑わせたいんじゃなくて、人の心を動かしたいということだと思うんです。

売れないとされながらも、原がライブを観に行こうとしたところチケットは即完売。それは、ライブ会場のキャパが50人程度だということなども理由のようです。

原:僕、大勢の人に見てほしくて。下北沢の、僕がやっている本屋B&Bでコラアゲンはいごうまんさんの独演会をやりますので。近々、ホームページにアップします。うちはキャパ100人ぐらいいけますから!
大倉:それは見てみたいね!

■番組初の公開収録が決定!

さて、『BKBK』では番組初となる公開収録が決定しました。会場は下北沢の書店「本屋B&B」です。

原:記念すべき初公開収録のゲストにお迎えするのは、社会学者の鈴木涼美さん。最新刊『女がそんなことで喜ぶと思うなよ 〜愚男愚女愛憎世間今昔絵巻』を集英社から刊行しました。さらにこの本の装丁とイラストを手がけた『アラサーちゃん』原作者でもある、峰なゆかさん。「混ぜるな危険」な女性論客ふたりです(笑)。大丈夫ですか、僕らこれ(笑)。基本的なテーマは恋愛、結婚、不倫とかハラスメント、先ほど大倉さんもおっしゃっていたジェンダーの問題など。今どきの男と女をとりまくあれこれを、大倉さんと僕と鈴木さんと峰さんの4人で語りつくす予定です。
大倉:どういうことになるんでしょうね(笑)。
原:僕たち世の男代表で、頑張りましょう!

イベントは、6月27日(木)夜8時からのスタートです。詳細は本屋B&Bのサイトでチェックしてみてください。

・出演:鈴木涼美(社会学者・文筆家)、峰なゆか(漫画家)
・ナビゲーター:大倉眞一郎(ラジオ番組ナビゲーター、旅行家)、原カントくん(編集者)
・時間:20:00〜22:00 (19:30開場)
・場所:本屋B&B(東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F)
・入場料:前売・1,500yen + 1 drink order/当日店頭・2,000yen + 1 drink order
【イベント詳細ページ】
http://bookandbeer.com/event/20190627/

【番組情報】
番組名:『BKBK』
放送日時:毎週火曜 26時30分−27時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/bkbk/


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