今年2月にキリンが一頭もいなくなった北九州市の到津の森公園(小倉北区上到津)が、宮崎市の動物園からキリンを受け入れることになり、4日朝、到着しました。

到津の森公園に新しく仲間入りしたのは、マサイキリンのオス、ハルマ(2)です。

出身地の宮崎市フェニックス自然動物園を3日午後7時に出発し、陸路で4日未明に到着しました。

到津の森公園では今年2月、アミメキリンのメス、マリア(20)が老衰のため死亡したため、開園以来初となるキリン不在の状況が続いていて、来場者からもキリンを望む声が上がっていました。

待望の到着に、事業管理係長の平野尚子さんは「お客様にも頑張って調整しています、という話をさせてもらっていた」と話しています。

公園によりますと、キリンは繊細な生き物のため、今後は検疫や新しい環境に慣れさせる訓練などを行い、問題がなければ一般に公開されるということです。