高金利で金銭を貸付けおよそ15万円の利息を受け取った疑いで男女16人が逮捕されました。

警察は組織的な犯罪とみて暴力団の関与も視野に調べをすすめています。

出資法違反の疑いで逮捕された福岡市博多区吉塚の大木兼介容疑者(32)ら16人は去年9月から今年4月までの間に北海道に住む男性など2人に金を貸し付け、法定金利の4倍から11倍に当たるあわせておよそ15万円の利息を受け取った疑いです。

このグループはSNS上で「お金に困っている人は相談してください月1回の返済になります」とQRコードを添付して呼びかけオンライン上で融資の相談を受けていたとみられています。

福岡県警は福岡市内4つの拠点を家宅捜索しおよそ100点のスマートフォンのほかパソコンやキャッシュカードなどを押収。

その後の調べでこのグループが今年1月までの2年間で顧客およそ5800人からおよそ8億3000万円受け取ったことが分かっています。

警察は16人の認否を明らかにしていませんが「匿名・流動型犯罪グループ」・通称“トクリュウ”による犯行や暴力団の資金源になっていた可能性も視野に調べをすすめています。