24日、大井競馬場で行われた11R・大井記念(S1・4歳上オープン・ダ2000m)は、吉原寛人騎乗の3番人気、セイカメテオポリス(牡5・大井・渡邉和雄)が快勝、重賞3勝目をマークした。2馬身差の2着にカジノフォンテン(牡7・船橋・山下貴之)、3着に1番人気のライトウォーリア(牡6・川崎・内田勝義)が入った。勝ちタイムは2:05.2(重)。

 2番人気で本橋孝太騎乗、ランリョウオー(牡5・浦和・小久保智)は、8着敗退。

1着 セイカメテオポリス
吉原寛人騎手
「最高に気持ち良いです。オグリキャップ記念を勝った後のダメージを心配していましたが、回復も早くいい状態で迎えられるということで、返し馬の雰囲気も良かったので自信を持って騎乗いたしました。レース前から作戦を立てていまして、あの位置(道中6番手内)を取れたらと思っていました。スタートと道中の反応も良かったので、いいところを追走できたのでよかったです。(カジノフォンテンが粘っていましたが)直線向いたときに距離があったので、粘りきられたらまずいなと思いながらも、しっかりと反応してくれてメテオポリスも一生懸命走ってくれたので、かわした時はすごく嬉しかったです。馬も充実期に入って状態の良さがレースに繋がっていると思うので、いい時に乗せていただいて感謝しています。(明日は門別での騎乗です)全国飛びわまって、重賞を勝てるように頑張ります。今日は応援ありがとうございました。メテオポリスはこれからもタイトルをたくさん取ると思いますので、応援よろしくお願いいたします」

【写真】大井記念

渡邉師「帝王賞も考えなければ」

2023大井記念・セイカメテオポリスと吉原寛人騎手 (C)東京シティ競馬

渡邉和雄調教師
「去年も良い競馬をしてくれましたが、重賞2着3回は悔しかったです。前走は笠松で勝ってくれましたが、地元大井で早く重賞を1つ勝たせてあげたいと思っていましたので今日はとても嬉しいです。笠松から帰ってきた後は多少疲れもみえましたが、すぐに抜けました。大井記念に向けて予定していたとおりの追い切りもできました。あとは極端に馬体重が増えなければ良い競馬をしてくれるのではないかと思っていましたので本当にうまくいきました。欲しかった枠順ももらえましたし、スタートも出て思っていたよりも1列前を楽に取れましたのであとはそこでじっとしていれば直線必ず伸びてきてくれる馬なので今日はかなり期待して道中見られました。2000mピッタリの競馬で作戦どおりにいきました。完璧だったと思います。(カジノフォンテンが差を広げる場面について)「あっ」と思いましたが、吉原騎手がうまくこの馬を動かしてくれて最後は並ぶ少し前にこの感じなら変わると思って吉原騎手の名前を3回くらい叫んだと思います。オーナーも羽田盃と同じでオグリキャップ記念も同じコンビでオーナーの勢いに乗せてもらっている感じもあるのでここまできたら2週間後もまたここでインタビューを受けたいと思います。(次走の予定は)夏に弱い馬なので去年は大井記念を使った後は休養して東京記念に備えました。今年も同じ感じになると思っていましたが、この勝ち方をみると帝王賞も考えなければならないと思いますのでこの後オーナーと相談したいと思います。セイカメテオポリス号は2歳の時から新馬戦2戦目以降ずっと重賞に出走しており、たくさんの方に応援していただいていますが、なかなか勝てずに歯がゆい思いをさせたと思います。5歳で本格化した手応えもありますのでこの先もっと活躍できる馬だと思っています。次走も応援よろしくお願いします」

セイカメテオポリス 24戦5勝
(牡5・大井・渡邉和雄)
父:マジェスティックウォリアー
母:ボウピープ
母父:ディープスカイ
馬主:星加浩一
生産者:谷川牧場

【全着順】
1着 セイカメテオポリス 吉原寛人
2着 カジノフォンテン 澤田龍哉
3着 ライトウォーリア 矢野貴之
4着 ミヤギザオウ 今野忠成
5着 カイル 御神本訓史
6着 ギガキング 和田譲治
7着 アナザートゥルース 森泰斗
8着 ランリョウオー 本橋孝太
9着 サルサレイア 西啓太
10着 エブリワンブラック 山崎誠士
11着 エルデュクラージュ 本田正重
12着 メイショウワザシ 藤本現暉
13着 キャッスルトップ 仲野光馬
14着 ダノンファラオ 笹川翼