6月26日、大井競馬場で行われた交流G1・帝王賞(ダ2000m)は、キングズソードが快勝。交流G1・2勝目をマークした。1番人気、ウィルソンテソーロは2着、2番人気、セラフィックコールは伸びきれずに8着に敗れた。

1着 キングズソード
寺島良調教師
「大井競馬場で同じ2000mという距離で2つ目の大きいところを取らせて頂いて本当に嬉しいです。前走が悪い馬場だったので疲れが残るかなと思ったけれども、それはあまりなく立ち上げられて、本当にいい状態だった。走る前から佑介(騎手)とは話していて、ちょうど枠的にも勝った時と同じような外枠だったので、この位置でしっかり流れに乗せていこうという、ある程度積極的な競馬を、という話をしていたがその通りになって、流れもこの馬に向いていた。良かったと思います。(特に力の入った場面は)スタートから1コーナーへのコース取りで、これは良いかなと思った。あとは結構安心して見られたかなという感じでした。(次走の予定は)ここでいったん夏休みにして、秋色々選択肢は多くなると思いますが、この馬に一番いい条件を探してあげてやっていきたいかなと思います。(先生ご自身が目標にしているレースは)やっぱりここまできたので、海外とかも含めて考えていきたいかなと思っています。お兄さんと同じ藤岡佑介ジョッキーで勝てたのも嬉しいですし、お兄さんも長々と活躍してくれたので、まだまだこの馬は5歳でこれからさらに飛躍してくれると思います。応援よろしくお願いします」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 6月26日、大井競馬場で行われた11R・帝王賞(Jpn1・4歳上オープン・ダ2000m)は、藤岡佑介騎乗の3番人気、キングズソード(牡5・栗東・寺島良)が快勝した。1.3/4馬身差の2着に1番人気のウィルソンテソーロ(牡5・美浦・小手川準)、3着に9番人気のディクテオン(せん6・栗東・吉岡辰弥)が入った。勝ちタイムは2:06.9(稍重)。

 2番人気でD.レーン騎乗、セラフィックコール(牡4・栗東・寺島良)は、8着敗退。

【帝王賞】藤岡佑「いいレースが出来て良かった」キングズソードが快勝

昨年JBCクラシック以来の勝利

帝王賞・キングズソードと藤岡佑介騎手 (C)Hiroki Homma

 藤岡佑介騎乗の3番人気、キングズソードが交流G1・2勝目をマークした。レースでは外枠からじわっと先行していき3番手へ。馬群は一団となって進み、勝負どころも手応えは良く、直線入口から先頭で押し切りを図ると、それを追いかけるウィルソンテソーロ以下を完封。鮮やかな抜け出しだった。

キングズソード 17戦8勝
(牡5・栗東・寺島良)
父:シニスターミニスター
母:キングズベリー
母父:キングヘイロー
馬主:ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
生産者:日進牧場

【全着順】
1着 キングズソード 藤岡佑介
2着 ウィルソンテソーロ 川田将雅
3着 ディクテオン 横山和生
4着 グランブリッジ 坂井瑠星
5着 サヨノネイチヤ 西啓太
6着 ライトウォーリア 吉原寛人
7着 ノットゥルノ 武豊
8着 セラフィックコール D.レーン
9着 メイショウハリオ 浜中俊
10着 バーデンヴァイラー 森泰斗
11着 ヒロイックテイル 矢野貴之
12着 トランセンデンス 安藤洋一
13着 マースインディ 笹川翼