福島県浪江町の大堀相馬焼の窯元が、13年ぶりにふるさとで店舗の営業を再開しました。

大堀地区にオープンしたのは、陶吉郎窯の店舗です。

窯元の近藤学さんは、地区の一部の避難指示が解除されたことを受けて工房を再建し、避難先のいわき市と2つの拠点で制作を続けています。

近藤さんは営業初日を迎え、「第一歩をなんとか踏み出すことが出来たというのが実感。

『俺も帰ってみようかな』という窯元も出ないとも限らないと思うので、その辺はいい方向に行けばいい」と話していました。

店内には青ひびが特徴の伝統的な作品のほか、会津漆器の技法を用いた器なども並び、県内外から訪れた人たちで初日からにぎわっていました。