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4日前にヘルタ・ベルリンの競技部門取締役を解任されたフレディ・ボビッチ氏は、規約に則る形でドイツサッカーリーグ機構の職務からの辞することになった。そんな中で水曜日に開かれる「ミッテルシュタンド」グループミーティングでは、クラウス・フィルブリー氏を後任として推す動きがみられそうだ。
2016年3月に発足した「チーム・マルクトヴェアト」を継承した同グループでは、ドイツサッカーリーグ機構が一元的に販売するメディア、広告収入の分配について激論を交わしたこともあり、最終的に2部のクラブに有利となるよう若干の修正を勝ち取ったという経緯がある。
ブレーメンのフィルブリCEOはヘルタやフランクフルト、ハンブルク、ケルン、シュトゥットガルトの代表者らと共に、この組織の創設から関わっており、その点で相談役会専任に向けて、同グループがフィルブリ氏を推す動きは何ら驚くことではない。そこではいま話題となっている投資家に関する問題や、2025年以降のメディアマーケティングからの収入分配などについて、決定的な発言権をもつことになる。
ただこの「ミッテルシュタンド」グループについては、一部のクラブからこの水曜日のミーティング開催について不満が抱かれていると言われており、そのため3月22日に最終的に選出される総会にむけて、ブンデス1部2部36クラブの間での新たな火種を産まないとも言い切れないものだ。
ブレーメン、強化担当を招聘。フリッツ氏の昇進も視野に?
またヴェルダー・ブレーメンでは来季に向けて、RBザルツブルクで様々な役職を歴任し、最近ではクリストフ・フロイントSDの下でスポーツコーディネーターを務める、ハーランドやウパメカノの移籍にもかなり関わってきたヨハネス・ヤーンス氏を、強化担当として迎え入れた。
「彼は我々にとって非常に興味深い多くの分野で、非常に高い専門性をもっており、そんな人物を他にも選択肢がありながら迎え入れられたことを嬉しく思う。」とバウマン競技部門取締役はコメント。ユースからトップチームに至るチームプラニング、リクルートなどを担うことになるという。
これによってクレメンス・フリッツ有資格部門担当が兼務していたところが解放されることになり、フランク・バウマン競技部門取締役の範疇である戦略的部分にも対応可能となる見込み。つまりは2024年までの契約を結ぶバウマン氏の後継も視野に入れた人事である可能性がある。