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 6月に開催される代表戦3試合に向け、ドイツ代表ハンジ・フリック監督が26名のメンバーを発表。既報通りに3月の召集が見送られていたイルカイ・ギュンドアン、アントニオ・リュディガーをはじめ同じく様々な事情で不在となっていたリロイ・サネ、ユリアン・ブラント、ルーカス・クロスターマン、ベンヤミン・ヘンリクス、ロビン・ゴセンス、ヨナス・ホフマンらも復帰。一方で春にフリック監督が明かしていたようにトーマス・ミュラーが外れたほか、3月に続きニクラス・ズーレも不在に。またマリオ・ゲッツェとともに意外なことにセルゲ・ニャブリの召集も見送られている。その理由については特に明かされていない。

 その一方で前回の代表戦期間ではヨシャ・ヴァグノマン、メルギム・ベリシャ、ケヴィン・シャーデ、マリウス・ヴォルフらが初招集となったが、そのうち後者2選手が今回も引き続き選出。ただシャーデについては6月12日のウクライナ代表戦後にドイツU21に合流し、ルーマニアとグルジアで開催される欧州選手権に向けた準備をすすめていく。またチャンピオンズリーグ決勝が控えるギュンドアンは、入れ替わる形でウクライナ代表戦後のポーランド戦(6月18日)、コロンビア戦(6月20日)に向けて合流する。

 フリック監督は「我々はアウトサイドに攻撃的な選手を、そして3バックによるコンパクトな守備で、対戦相手のプレッシャーを与えていきたいと考えている」と4バックからの移行について明らかにしており、「選手たちは皆、自国開催のユーロに向けた、これからの代表戦に、チームとファンのため全てを出し尽くす強い覚悟をもっているよ。そして(通算1000試合目となるウクライナ代表戦)記念すべき試合でプレーできることは特権だ」と語った。なおこれからフリック監督はルディ・フェラーSDとともに準備を進めていくことになるが、それと同時にサミ・ケディラ氏の代表入閣に向けた交渉も行われており、

「私たちは、アウトサイドの選手による強力な攻撃力と、3人のバックラインによるコンパクトな守備で、対戦相手にプレッシャーを与えたいと考えています。フリックは、4バックからの移行を発表しました。「選手たちは皆、ホームの欧州選手権に向けた次の3つの国際試合で、チームとファンのためにすべてを捧げるという強い意欲を持っている。代表チームの記念すべき試合でプレーできることは、私たち全員にとって非常に特別なことです」と代表監督は続けた。

フリックは水曜日からノイ・イゼンブルクで国際大会3連戦に備え、再びスポーツディレクターのルディ・ヴェラーを交えて準備を進める一方で、サミ・ケディラ氏の入閣交渉も進められており、ユーロまではユース組織を担当してその後は、フェラー氏の後継者として代表の業務を担当する予定だ。

2023年6月のドイツ代表26選手

GK:ベルント・レノ(フラム)、マーク=アンドレ・テル=シュテーゲン(バルセロナ)、ケヴィン・トラップ(フランクフルト)

DF:マティアス・ギンター(フライブルク)、ベンヤミン・ヘンリクス(ライプツィヒ)、ティロ・ケーラー(ウェストハム)、ルーカス・クロスターマン(ライプツィヒ)、マリウス・ヴォルフ(ドルトムント)、ニコ・シュロッターベック(ドルトムント)、ダヴィド・ラウム(ライプツィヒ)、アントニオ・リュディガー(レアル)、マリック・ティアウ(ACミラン)

MF:ユリアン・ブラント(ドルトムント)、エムレ・ジャン(ドルトムント)、レオン・ゴレツカ(バイエルン)、ロビン・ゴセンス(インテル)、イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)、カイ・ハヴェルツ(チェルシー)、ヨナス・ホフマン(グラードバッハ)、ジョシュア・キミヒ(バイエルン)、リロイ・サネ(バイエルン)、ジャマル・ムシアラ(バイエルン)、フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)

FW:ニクラス・フュルクルーク(ブレーメン)、ケヴィン・シャーデ(ブレントフォード)、ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ)