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 バイエルン・ミュンヘンが来シーズンにむけた補強ポイントとして、センターフォワードとボランチにみていることはすでに明確となっているが、さらに右サイドバックについてもかなり不覚的要素が多いポジションとなっている。

 リュカ・エルナンデスとともに、2024年まで契約を残すバイエルンからの移籍を希望しているベンジャマン・パヴァールだが、これはセンターバックとして2選手が退団を希望しているという意味だけでなく、さらに今冬よりマンチェスター・シティからレンタルしていたジョアン・カンセロについても、よほどのことがない限りは退団になる可能性が高いことから、こちらも2選手を失うという状況に直面することになる。

 それに加えてヌゼア・マズラウイについても疑問符がついており、移籍当初は対応に苦しむも徐々に出場機会を増やしていき、ただカタールW杯中に患った心膜炎 による長期離脱、そしてキッカーが得た情報によると新たなに就任したトーマス・トゥヘル監督の下では緊急要員としての役割にしか感じていないモロッコ代表は、2026年までバイエルンとの契約を残しているにもかかわらず退団を検討している模様。

 ハサン・サリハミジッチ前競技部門取締役は残留を主張していたが、もしもその状況が変わった場合にはどうなるだろうか?その点でライプツィヒから加入が見込まるコンラッド・ライマーはボランチ、センターバック、そしていざとなれば右サイドバックとしてもプレーが可能。それ以外ではジョシュア・キミヒは右サイドバックとしてかつて活躍をみせた背景もあるが、デクラン・ライスなど中盤の強化をみる首脳陣は、キミヒの右サイドバック復帰も視野にいれているのだろうか?