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 バイヤー・レヴァークーゼンはブンデス2部1.FCニュルンベルクにレンタルしていた、グスタボ・プエルタのレンタル契約を、1年間前倒しで解消することを明らかにした。1月にボゴタFCから加入した19歳のコロンビア人選手は、そのまま同クラブに渡っていたものの、残留争いを長く強いられたことから出場機会を与える余裕がなく、そこに理解もみせたロルフェスSDは「ただU20W杯ではいいパフォーマンスをみせていたよ」と称賛。「だが彼にとってレヴァークーゼンでの飛躍はまだ早すぎるかもしれない。どのように感じるか、まずは見てみたい」とひとまず準備期間の開始から参加、そしておそらくはその後にまた別のクラブへとレンタル移籍することになるだろう。

ヨタナン・ター、レヴァークーゼンは残留希望も困難

 その一方でロルフェスSDはベテラン選手への対応、例えばプレミア移籍を視野にいれるヨナタン・ターの対応にもおわれており、シャビ・アロンソ監督から高く評価され、、これまで7年過ごしたセンターバックの残留にわずかな希望を抱きつつ「後半戦は非常に良いプレーをみせ、チームが不調でも活躍をし重要な役割を果たした」と強調。ただ1800万ユーロの例外条項が付随する状況から、プレミアの市場が加速し、またレヴァークーゼンが果たせなかったCL出場のクラブからの関心も伝えられる状況では、あまり残留への見込みはもつことはできない。

ナディーム・アミリも退団の流れか

 また4月末時点ではむしろ、ナディーム・アミリは契約更新の流れにあるようにも見えていたが、しかし来季までの契約更新は状況が一変、「出場機会を多く得た時期もあったし、最後はまた減少した。彼は野心的で残留はここにチャンスがあるかどうか。だからいまは完全に未定なんだ。何がただしいのかを話し合っている」とロルフェスSDは延べており、さらに兄弟で代理人のナウウィド・アミリ氏は「レギュラーとしてプレーできるかが重要」とキッカーに対してコメント。つまりはEL準決勝2試合で機会が得られていないことや、グラニート・シャカ獲得で激化する中盤での争いなどを考慮すると、すでに退団を視野に入れていることは明らかのようだ。

パトリック・シックは順調に回復

 ロルフェスSDは半年以上にわたり鼠蹊部の問題に悩まされてきた、パトリック・シックの印象について「よくやっている。今の運動では痛みは出ていないから前向きにみているよ。無論これだけ長期の離脱だから苦しい状況に変わりはないが」とコメント。そこで何より重要なことは「彼自身が前向きなんだ。常にね。今まではなかなか大丈夫という感覚はなく、懐疑的な部分もあったから」とその心境の変化を明かした。「今は2〜4週間は安定している。まだピッチには立てないがシンプルな運動は痛みなくできているよ。7月10日の指導日に彼の姿を楽しみにしている。彼の状態さえ良ければ世界の舞台でも違いを生み出せる選手なんだ。彼の不在は痛かったよ。トップストライカーで、そうそう簡単に手に入れられないものだ」