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 この冬に代表引退を宣言していたアンドレ・オナナが、あれから9ヶ月が経過しカメルーン代表復帰を明らかにした。「サッカーでも人生でも時に、重大な決断を下さなくてはならないときもある。ここ数ヶ月、僕は不正や改ざんといった試練に直面してきたけれど、でも母国に対する揺るぎない愛情は決して変わることはない」と、同選手はSNSにて投稿。「祖国を代表したいという気持ちは、若い頃から絶えず持ち続けているもので、その信念を曲げることは誰にもできない。」と復帰理由について説明した。

 カタール・ワールドカップにてスイスとの開幕戦で先発出場した同選手だったが、続く2試合目ではソング監督はオナナを帰国させており、その仲裁に同国代表のサミュエル・エトー氏も入ったものの不和に。だが今回の復帰を見る限り、ここでの問題は解消されたということなのだろう。今回の声明で特にオナナはそのことに触れておらず、また前述のソング代表監督はグループリーグ敗退後に辞任している。

 ちなみにカメルーンは来週火曜日のアフリカネイションズカップ予選でブルンジと対戦。同大会は1月にコートジボワールで開催される、もしも出場権を獲得した場合マンユナイテッドは、プレミアリーグの最大4試合オナナ不在で臨むことを余儀なくされることに。ただバックアッパーとして先日、アルタイ・バインディル(フェネルバフチェ)を獲得することに成功した。