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 およそ2週間前に母国コロンビアにて、両親が誘拐されたことが明らかとなっていた、リヴァプールFC所属ルイス・ディアス。それでもつい3日前に行われたルートン戦では貴重なロスタイムでの同点弾を決め、その際にユニフォームの下に「お父さんを自由に」とのメッセージが記されていた。さらに試合後も誘拐したコロンビア最大の反政府組織、ELNに「父の即時解放」を直訴し「そして国際機関にも父の自由のため尽力いただけますようお願いいたします」と綴っている。

 そんな中で遂に、父ルイス・マヌエル・ディアスさんが釈放されたとの朗報が入った。木曜日にカラコルテレビで放映されたように、同氏はヘリコプターでセザール県のバジェドゥパル空港に到着しており、メディア報道によると今回の解放ははカトリック教会と、国連委員会の指導の下で行われたという。

 ルイス・マヌエル・ディアス夫妻は10月28日、同国北東部のグアヒラ県で反政府勢力部隊に拉致され、母親は間も無くして警察によって救出されていたのだが、親はその後すぐに救出されたが、父親は依然としてゲリラの手に渡っていた。この異例の状況のた​​め、リバプールは誘拐事件が発覚した直後に休暇を与えるなど支援。そして今回の朗報に『X』(旧ツイッター)で「ルイス・ディアスの父親が無事に戻ったというニュースを、非常にうれしく思うと共に、彼の放出に関わったすべての人たちに感謝の気持ちを示したいと思います」と投稿した。