土曜夕方に行われたユーロ2020、デンマーク代表とフィンランド代表戦にて、クリスチャン・エリクセンが前半終了間際にピッチ上に倒れ、その後に蘇生措置を受け病院へと搬送される事態が発生したが、確かに間も無くしてUEFAから「安定している」と報じられたとはいえ、当然のことながらこれはドイツ代表にも衝撃をもたらすものだった。

 翌日の日曜日にプレスカンファレンスに出席したアントニオ・リュディガーは、「あの試合で起こったこと、それは誰にとってもショックを受けるものだ」とコメント。ルーカス・クロスターマンも「あの様子は、まず自分のなかで整理しなくてはならないものだ」と述べている。

 ドイツ代表でチームドクターを務めるティム・マイヤー医師は、「スタッフにとっても衝撃的だった」と明かし、「いろいろな会話を行なった。私、そして心理学者のハンス=ディーター・ヘルマン博士、そして選手間においてもです」と説明。

 こういった事態が起こったことについては、UEFAの医療委員会のメンバーでもあるマイヤー医師は「このような特殊なケースを完全に回避することは困難」とし、「我々にできることは、あくまで選手たちに対する予防にあるます。そしてそれは非常に高いレベルにあるもので、むしろそれは行き過ぎとさえ感じるほどです」と強調した。

 あくまで「正確な診断結果がでていない以上、予見可能だったかどうかの判断は時期尚早」としながらも、「様々な情報源によれば、コロナ感染やワクチン接種との関連性はないようだ」と明かし、「聞く限りでは現場の対応は非常にうまくいっており、迅速かつ適切な対応により命が救われた」と語っている。