「ここであれこれ口にするつもりなんかない」古巣RBライプツィヒ戦にて、0−6と屈辱の大敗を喫することになったダヴィー・ゼルケは、悔しさを押し殺しつつスカイとのインタビューへと応じていた。「今日は常に一歩が遅かった。とにかく何もかも良くなかった。最悪だったよ」だがそれ以上の説明は、ゼルケには行うことはできずただ「ここに来てくれた談の皆様に謝罪しないといけない」と口にするののが精一杯。

 これでヘルタはここ2試合、昇格組フュルト、ボーフムとの連戦では連勝を飾っていたとはいえ、バイエルン、そして今回のライプツィヒの2試合では合計11失点の大敗劇を演じる結果に。そのため監督の進退問題も浮上しているところだが、ゼルケは「落ち着いてコーチ陣と対応していかないと。彼らの経験を僕たちは必要としているんだ。監督の話はやめてもらいたい。僕たちは彼らを支持している。だけどピッチで期待に応えきれなかった」と言葉を続けた。


 一方で今夏より就任したフレディ・ボビッチ競技部門取締役は、不本意に終わったこの2年間を経て、新たな考えと構造をもたらすには「一朝一夕では、決していかないものだよ。」と強調。「開幕3連敗は悔しいものだったし、敗戦の必要がない試合もあった。その後に勝たなければいけない試合で連勝したものの、今回のライプツィヒ戦では、まだ期待しているようなしっかりさはないことを示した」と分析。


 なおバイエルン戦での大敗後、ダルダイ監督は進退問題を問われ「ここにしがみついているのではない。ただ手伝っているのだ」との発言を口にして物議を醸す結果となったのだが、ボビッチ氏はそこでダルダイ監督と話し合いの場をもち、「彼にも伝えているが、監督職を全うできるかは彼次第だ」と強調。それを受けてか、今回の大敗劇後には、ダルダイ監督は「私は常に全力をつくしてモチベーションを高め、全員を成長させていきたいと思っている。今日も気合を入れたし、もとよくしていきたい」と意気込みをみせた。


 ちなみにkickerのアンケート調査では、ダルダイ監督の解任を求める声は、全体の22%にすぎず、77%が続投を支持しているところ。特にダルダイ監督は早期のチームの完成を目指しながら、最後までウィングの補強ができなかったという側面もあるのだが、このことについてボビッチ氏は「監督としてそういう要望があるのは当然」としつつ、「コロナ禍ではそう簡単にいかない。これはしょうがないことだ」と言葉を続けている。